l.神奈川県のいろいろ

2019-02-08

ういろう(小田原)/梅燦華

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小田原といえば「ういろう」の、春を告げるお菓子”梅燦華(うめさんが)”


1月に箱根へ行きました。
箱根はきのこ観察に行くばかりで、冬は初めてです。早川沿いで野鳥や地衣類など観察しながらのんびりと過ごし、念願の「茶のちもと」にも行って、花びら餅に感激したのですが、それについては書きません(笑)。


ちょっと小田原にも立ち寄って、「ういろう」でこんなお菓子を見つけました。

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はいもう一度。「ういろう」の春を告げるお菓子”梅燦華”

ういろう生地に包まれているのは蜜漬けの青梅、さらに青梅の中には小田原産の梅干しを練り込んだ白羊羹。
いろんな食感がありながら、いくつかの風味がうまくまとまって、新春にふさわしいお菓子でした。


「ういろう」についての過去の記事はこちら→小田原銘菓、お菓子のういろう(2012/2)


ういろう:神奈川県小田原市本町1-13-17(JR東海道本線、小田急線小田原駅より徒歩15分) 水,第3木休

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今年は5月の連休に、三鷹で写真と編みぐるみのきのこ展を開催予定です。
詳細はまた後日、こちらのブログでもお知らせします。

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2018-01-26

守谷製パン店(小田原)/あんパン

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あ、キレイになってる! 小田原「守谷のパン」


今年の初めのこと。西伊豆へ向かう途中、思いがけず小田原で時間があいてしまいました。
 どうする? やっぱり守谷でしょ?
と、6年ぶりに守谷のパン。
10時すぎに並ぶこともなく、まだ温かいあんパンを手にして幸せいっぱいです♪

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小田原城をバックに、ホカホカのあんパン!

相変わらず餡たっぷりで素朴な味でした。

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小田原で時間があくのは大歓迎だ!

※過去の「守谷製パン店」の記事はこちら→守谷製パン店(小田原)/あんパンとロックケーキ(2012/2)


守谷製パン店:神奈川県小田原市栄町2-2-2(JR東海道本線、小田急線小田原駅より徒歩1分) 日祝休


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2016-11-23

編みぐるみ和菓子店*貝の干菓子 と編みぐるみ和菓子店からのありがとう

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編みぐるみ和菓子店初のお干菓子は「貝」!


3年半ぶりの作品展「編み菓子〜編みぐるみ和菓子店の展」(2016/11/15〜20 @谷中・ギャラリーTEN)は無事終了いたしました。
ご来場いただいたみなさま、誠にありがとうございました。Twitterなどやらない私に代わって、情報を拡散してくださった方々には、心より感謝申し上げます。

いつも作品展をすると、いくつもの反省や次につなげたいこと、やりたいことを並べるのですが…じつは今回は「最後」のつもりで臨んだので、反省も次も何もない!(笑)
・・・でも、また数年したら何かやりたくなるかもしれません。というわけで、

またいつの日か!!


さて、作品展前にブログで紹介できなかった新作その1が「貝の干菓子」。
型押しのお菓子は編むのも難しくて、何回も何回も編み直してやっと完成にこぎつけたものであります。

編みぐるみ和菓子店“貝の干菓子”
こぎつけただけに、どんぶらこ(?)


この作品を見て「豊島屋だね!」と言ったひとがいました。
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その通り、お手本は鎌倉「豊島屋」の”和賀江島”!

わかっていただけて、作った甲斐があったと嬉しさがこみ上げる。貝だけに。
「豊島屋」は”鳩サブレ”だけでなく、こんな素敵なお菓子もあるのです。

豊島屋:神奈川県鎌倉市小町2-11-19


編みぐるみ和菓子店 第二部(第51作〜)はこちらから
編みぐるみ和菓子店(〜第50作)はこちらから

和菓子

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2013-07-28

箱根湯本駅前で箱根ベーカリーのパンに遭遇!

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「箱根ベーカリー」の“トリコロール”(写真は2007年10月に撮影したもの)


すっかりわが家の夏の恒例行事となりました「箱根湿生花園で勝手にきのこ観察」。今年も楽しくきのこ観察してきました。

さて、箱根といえば好きだ好きだと言い続けております「箱根ベーカリー」なのですが、箱根で買えるところがなくなってしまい、往路小田原に寄って大好きな“トリコロール”を食べることに。
そして翌日の帰り。最近整備された箱根湯本駅前に1年ほど前にできた「みつき」というお土産屋さんの「籠清」の看板にひかれ、ふらふらと入ってみたら、おや〜「箱根ベーカリー」のコーナーがある〜〜〜♪

そんなわけで、ここでまた“トリコロール”と“セーグルレザン”を買ってしまうのです。

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“セーグルレザン”(写真は2012年2月に撮影したもの)

いや以前のように送迎バスに乗ってわざわざ行くこともなく、かえって便利になったではありませんか。品数は少なめですが、ちょっと嬉しい発見でした。
ちなみにこちら「みつき」では、熱海の老舗「間瀬」のお菓子や「籠清」のお菓子(練製品ではなく!)なども少しですが並んでいました。


※箱根ベーカリーの過去の記事はこちら
 →小田原駅でパン〜カラヘオと箱根ベーカリー(2012/2)
 →箱根ベーカリー(箱根)/トリコロール(2007/10)


箱根湯本 みつき:神奈川県足柄下郡箱根町湯本702(小田急小田原線箱根湯本駅徒歩1分)
 ※箱根ベーカリーのコーナーは2階にあります。

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2012-02-17

小田原駅でパン〜 カラヘオ と 箱根ベーカリー

■小田原[あんとぱん] その6
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「カラヘオ」の“ハワイアン”


「カラヘオ」の“プチメロンパン”が好き。プチ、といっても少しも小さくないんですけどね。
これは前にも写真を撮っていると思って、帰りのロマンスカーでばくばく食べましたが、写真ありません。はい、あのときも買ってすぐ食べました。

というわけで、小田原の駅ビル「小田原ラスカ」に湘南のパン屋さん「カラヘオ」を発見。手提げの中があんぱんだらけになっているので、そうでもないパンを買いたくなったのですよ(まだ買うのか)。

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写真の“ハワイアン”はドライマンゴー、マカダミアナッツ、チョコ、という三大ハワイ土産(?)の入ったパン。

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“春疾風(はるはやて)” 一見、パンの名前に見えませんけど(笑)。

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「春よ恋」という小麦粉を使ったパンは、少しモッチリした食感です。

久しぶりに食べたカラヘオのパンは、記憶のままのきちんとしたパンでした。

※過去のカラヘオの記事はこちら→カラヘオ(藤沢)(2004/7)
 [記事中にあるお店の情報は、現在とは違うところがあります。]


kalaheo カラヘオ 小田原ラスカ店:神奈川県小田原市栄町1-1-9 小田原ラスカ1F

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こちらは「箱根ベーカリー」のそそられる後ろ姿、“セーグルレザン”


小田原駅構内には、これまた大好きな「箱根ベーカリー」があります。
もうどれだけ楽しいんだ、小田原♪

箱根のお店は駅から離れているうえに、わざわざ行っても目当てのパンがないこともあるので、小田原店がキラキラ輝いて見えました。だって商品数が豊富で、大好きなあのパンこのパン、みんな並んでいるではありませんか〜。

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しっかりと焼き込まれた皮の中にはお宝がざっくざく。“トリコロール”と並び、2大お気に入り箱根パン。

ということで“トリコロール”と“セーグルレザン”をお買い上げ。どちらも重さのあるパンなんですけどね、もうこの際あんぱんでなければ、重くても買う(笑)。

※“トリコロール”の記事はこちら→箱根ベーカリー(箱根)/トリコロール(2007/10)
 [記事中にある「箱根ベーカリー 仙石原ガーデン店」は閉店しました。]


箱根ベーカリー 小田原店:神奈川県小田原市城山1-1-1 小田原駅西口構内


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2012-02-15

小田原銘菓、お菓子のういろう

■小田原[あんとぱん] その5
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「ういろう」さん家の“お菓子のういらう”。


「外郎(ういろう)」というのは、中国から日本に帰化して、のちに子が京都へ招かれ朝廷に仕えた「外郎家」の苗字なのです。中国の実家から処方を持ち帰った「薬のういろう」を本業としますが、接待客に供した自家製の菓子が評判となり、それが「お菓子のういろう」と呼ばれるようになります。
京都から小田原へ移ってからも、お菓子のういろうを商売にはしなかったのですが、江戸時代になって京都の外郎家に仕えていた職人が「ういろう」と名付けた菓子を販売するようになり・・・

と、歴史的・政治的背景などには少しも触れずにざっくりとまとめてみました。
詳しいことは商品に同梱されたしおり、お店からいただいた店舗案内や商品案内、そして手提げ袋にまでも…それは名古屋ういろうの方が知名度が高いことへの抗議文にも読めます…いちいち書かれています。
つまり、外郎家以外の「ういろう」という商品名は、他人様のお名前を勝手に名乗っているようなものなわけで。だから、わたしの後に入ってきたご婦人方のように「ういろうって、名古屋の?」なんてことを店内で声に出すなどもってのほかなのです。
ちなみに、名古屋のういろうに「ういろ」や「○○ういろう」が多いのは、外郎家に対する「仁義」と解釈しましょう(笑)。

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味は何種類かありますが、やっぱり“白”。

心の底から素直な気持ちで「ういろうって、こんなにおいしいものだったっけ?」とひとりごと。すばらしい〜小田原銘菓。

もっとはやく固くなるかと思ったら、意外にそうでもなく。
固くなったら蒸し直して食せとありましたが、それよりもぜひやってみたいと軽く炙って食べました。ふ、ふふっ、ふふふっ…それもおいしいのだ〜。

そんなこんなで「お菓子のういろう」を販売するようになったのは明治になってから。
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これは小田原城ではなく、ういろうの店舗。いまも店内にはお菓子と薬が並んでいます。
そういえば、この通りにはずいぶん古めかしくて大きな薬屋さんが何軒かありますね。


さて、もうひとつ楽しみにしていたお菓子が“錦甘露(きんかんろ)”。
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求肥で餡を包んだ色とりどりの半生菓子。

抹茶のそぼろがまぶされた緑には白餡、紫のそぼろはこし餡、ピンクのあられは梅紫蘇の餡、ケシの実と黒胡麻には粒餡、黄色のあられは柚子餡。
こういうお菓子って、楽しいのよね〜。


ういろう:神奈川県小田原市本町1-13-17(JR東海道本線、小田急線小田原駅より徒歩15分) 水,第3木休

和菓子

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2012-02-13

ヤナギヤベーカリー(小田原)/うす皮あんぱん

■小田原[あんとぱん] その4
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「ヤナギヤベーカリー」のうす皮あんぱん、餡が透けてる〜“つぶし餡”


国道沿いに、パン屋さんとは思えない店構えで大正10年創業の「ヤナギヤベーカリー」はありました。
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「うす皮あんぱん」の幟が目印。あんぱんの種類は扉脇の木札とショウウィンドウのサンプルで確認できます。
ここはあんぱんの種類がとにかく豊富。のれんをくぐって店内に入れば、対面販売の棚にずらりと並んだあんぱん、あんぱん、あんぱん・・・。

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少し小振りなあんぱんは薄皮過ぎて、ほとんどあんこ玉(笑)。


これまで巡ったどのお店にもそれぞれの商品にふさわしい餡があって、それがどれもおいしくて。素晴らしき哉、小田原あんこ事情。

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話はヤナギヤに戻って“うぐいす”。
お豆の味が濃厚なうぐいす餡はどちらかといえば和菓子的あんこ。このうぐいす餡は大好きだーーー。

もちろんあんぱん以外の商品もあります。ついついあんぱんばかりに目が行ってしまうけど。


ヤナギヤ(柳屋)ベーカリー:神奈川県小田原市南町1-3-7(JR東海道本線、小田急線小田原駅より徒歩15分) 日祝休


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2012-02-09

角田屋製パン(小田原)/あんパンとカマンベール

■小田原[あんとぱん] その3
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「角田屋製パン」の“あんパン”


実は今回の小田原巡りで一番懐かしい雰囲気で印象深かったパン屋さん、「角田屋製パン」。
守谷製パン店のようにどーんと押し寄せてくるものはないものの、まじめにまっすぐにパンを焼いている様子が伝わる温かいパン屋さんでした。

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“カマンベール”は、長く伸ばした生地の中にカマンベールチーズを巻き込んでありました。
ええ、練り込みではなく、細長い生地の中心にカマンベールを入れて、ぐるりとねじってある。どこを食べても真ん中にはカマンベール。


看板に注目「手作り100年の店」。
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創業アバウト100年。何年ごとに看板を更新しているかは不明です(笑)。
お店に立つおじいさん、おばあさんはいったい何代目なんだろう?

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久しぶりに見た“三色パン”は杏ジャム、クリーム、つぶし餡。

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見るからに素朴なパン。こういうパンがおいしいって、なんだかいいよねえ〜。
別料金でピーナッツクリームなどを追加することもできるそうです。


角田屋製パン:神奈川県小田原市本町2-1-10(JR東海道本線、小田急線小田原駅より徒歩9分)


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2012-02-06

甘味喫茶 岡西(小田原)の大き過ぎるおはぎ

■小田原[あんとぱん] その2
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どうしてこんな大きさに?「岡西」のおはぎ


食べてみたい、というよりは、この目で見たかった。「甘味喫茶 岡西」のおはぎです。もちろん見るだけでは済まず、食べましたけど。

実際見た感想はやはり「で、でかい・・・」。ド迫力です。
大きさを測ったのに忘れてしまいましたが、お皿の一辺が16センチということからその大きさを想像してください。おにぎりより厚みも大きさもあります。

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味はほかに胡麻ときなこ。さすがに大きいので、きなこは買わずにおきました。

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こし餡と思われた餡も、よくみると小豆の皮がほんの少しだけ残っていました。この餡がおいしい〜。くどさもないし、甘さ加減もほどよくて。
しかし、同じ味を食べ続けるのはけっこうツライです。みんなで切り分けて食べるなら、話題性もあってかなり楽しいおはぎなんですけどねー。

甘味喫茶ですから、店内では常識的な(笑)甘味をいただくことができます。


甘味喫茶 岡西:神奈川県小田原市栄町2-9-15(JR東海道本線、小田急線小田原駅より徒歩5分) 木休

和菓子

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2012-02-03

守谷製パン店(小田原)/あんパンとロックケーキ

■小田原[あんとぱん] その1

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小田原といえば「守谷のパン」! の“あんパン”


小田原に行く機会がありまして、ならば行きたかった店をこの際巡ってしまおうと、寒い中を歩いてきました。といってもそんなに大きな町ではなく、朝家を出て10時過ぎには小田原駅、お昼までの2時間で菓子店とパン屋さんあわせて5店、用を済ませて帰りのロマンスカーまでの時間にパン2店。小田原駅周辺に限定した日帰り旅です。


さて、まずは小田原の超有名パン屋さん「守谷製パン店」。
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通り側から撮影しましたが、右脇道側が入口です。

ここは何年の創業なのでしょう。なつかしさでいっぱいの店内は、商品の陳列だけでなく店員さんも張り紙までもなんだかぎゅうぎゅうとした印象で、そこにひっきりなしに訪れるお客さんが加わって、とても落ち着いて買える雰囲気ではありません(笑)。でもぎゅうぎゅうと並んだパンが楽しいのです。

写真の“あんパン”は、手のひらにずしっとくる重量級で、もちろん餡がたっぷり。
餡はパン屋さんの餡とでもいいましょうか、こんなに重くてもくどくないし、何よりこのパン生地との相性がとてもよいのです。ふふっ幸せ〜。

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あんパンと並んでお気に入りの“ロックケーキ”。
アーモンドなのか、ピーナッツなのか、とにかくナッツの香ばしさと素朴な味わいがたまりません〜。

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“バターロール”は袋にぎゅうぎゅうと詰めた5個入りを購入。意外につぶれていませんね。
少し焼いて表面をかりっとさせて食べるのがお気に入り。ほんのり甘いのが個人的にときめきます。

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“クリマン”。栗饅頭でなくカタカナで“クリマン”なのが可愛らしい〜。
生地がさっくりとクッキー生地っぽいのが和菓子店とは違うところです。「どこが栗?」と思いましたが、よく見ると断面右端にそれらしき影が見えました。


守谷製パン店:神奈川県小田原市栄町2-2-2(JR東海道本線、小田急線小田原駅より徒歩1分) 日祝休


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