モナカ 最中 もなか! 〜白松がモナカ本舗(仙台)、不朽園(名古屋)と編みぐるみ和菓子店
営業再開!
仙台「白松(しらまつ)がモナカ本舗」の“白松がモナカ”小サイズ
先の見えない原発事故、農産物や被災地域への風評被害、復旧・復興への険しい状況などに心痛め祈るばかりの日々は続きますが、そんな中で菓子店などの営業再開のお知らせは嬉しいニュースのひとつです。
仙台を代表するお菓子“白松がモナカ”を販売する「白松がモナカ本舗」が3月末に一部店舗で営業を再開しました。東京池袋にあるアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ COCO MIYAGI」をはじめ、デパートなどでも入荷を開始しています。
<パリッ>と<やんわり>の同居したような皮にたっぷりはさまれた餡は、手前:大納言、奥左:大福豆、奥右:胡麻の3種類。
どれも素材のふくよかな味と香りがしっかり感じられるのに、全体的にあっさりした印象の最中です。
ちなみに「白松がモナカ」というのは、白松のモナカ、ということ。
白松がモナカ本舗:(本社)宮城県仙台市青葉区大町2-8-23
※高島屋新宿店銘菓百選にて購入。
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名古屋「不朽園」の“菊最中”小サイズ
パリッと香ばしい皮に味わい深い小豆餡。このバランスと、餡のおいしさに感激してしまった「不朽園(ふきゅうえん)」の菊最中です。
箱に隙間なく詰められた最中の、最初のひとつが取り出しやすいように心配りされた包装にも感激しました。でも何より手提げ袋に大きく書かれた「最中づくり一筋」の字にまず感激したのでした。
餡は粒餡。
この最中を買ったあと美容院に寄り、そこで地震に遭いました。そんな不思議な理由でも印象に残るお菓子となっています。
不朽園:名古屋市中川区尾頭橋3-4-8
※高島屋新宿店銘菓百選にて購入。毎月第2金曜日入荷。
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ところでわたしはやっぱり最中の皮が苦手なのです。そしてじつは、マカロンや越後製菓「ふんわり名人 きなこ餅」も少し苦手です。なんだか共通点が見えてきた気がします。
それはもう、味とは関係ないところで苦手なわけで。
といいつつ、いろいろな祈りを込めて編んだのは最中。
マカロンに非ず、最中。
マーガレット最中に非ず、菊最中。誰がなんと言おうと菊。
食べるのは苦手な最中の皮の、このデザインにたどりつくまで、どれだけ考えてどれだけ編み直してどれだけ落ち込んだことか。そして完成した最中の皮を積み上げて、どれだけ笑ったことか。
そのわりに、粒餡にする予定はあっさり変更してこし餡にしましたけれど。
→編みぐるみ和菓子店をご覧くださいませ。
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ただいま宮城「玉澤」の“九重”を飲みながら記事を書いております。今日の吉祥寺東急では入荷未定となっていましたが、こちらも一部業務を再開したとのこと。
→仙台「九重本舗 玉澤」のサイト
前回記事にした岩手「回進堂」の羊羹もあちこちで商品の入荷が始まったようです。
→回進堂(岩手)/岩谷堂羊羹(とべないとりのおいしいBlog)
岩手の“南部煎餅”も各メーカーが順次営業再開しているもよう。物流面での問題で商品の入荷はまだのところが多いようですが、アンテナショップには震災後の商品が入荷しています。
→東銀座「いわて銀河プラザ」のサイト
“かもめの玉子”の「さいとう製菓」は津波被害が大きく営業再開の目処が立っていないとのこと。全職員の生存確認はできたそうです。かわいい“かもめの玉子”を食べて笑顔になれる日がくることを祈ります! 信じています!
→岩手県大船渡市「さいとう製菓」のサイト
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