g.石川県のいろいろ

2015-04-02

諸江屋(金沢)のTOKYO限定、千代古禮糖&美人

いま、何かと話題の金沢ですけど。

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金沢「諸江屋」の“千代古禮糖&美人”


気がつけば桜が満開で、カラダも徐々に柔らかくなってきました。
叔母に頼られて東京駅周辺を案内してきたのですが、久しぶりに行った丸の内「KITTE」の地下でこんなものを発見。東京店限定の商品だそうです。
「ちよこれいと」ってふりがなありますけど、スプレーで壁にかかれたところを想像してしまった。

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「諸江屋」といえば落雁。羊羹入り生落雁をチョコレートでコーティング!

まあ! このチョコレートがとっても好ましい! と思わず笑顔になったところに、落雁がじゃりじゃりとおそってきます。なんだろう? とっても脳が混乱している気がするー。チョコレートの味わいと落雁の食感に戸惑っているうちに、羊羹がのどをすり抜けてしまった・・・そんな感じです。
チョコレートが好き、落雁も好き、でも一緒に食べる意味は理解しがたい、という久々におもしろいお菓子でした!(褒めているのか!?:笑)


※諸江屋の過去の記事はこちら
 →諸江屋(金沢)の縁起菓子(2010/1)
 →諸江屋(金沢)/オトギクズユ(2008/2)


諸江屋 KITTEグランシェ店:千代田区丸の内2丁目7番2号(JR線東京駅より徒歩1分)

和菓子

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2013-04-08

編みぐるみ和菓子店*おはじき飴

厄をはじくのだ。

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「どうして透明なの?」
「それはね、ゴムでできているからだよ」


やっぱり細かいの編んでますね。編みぐるみ和菓子店の新作は「おはじき飴」です。
しかも今回は、ビーズ細工に使われる透明ゴムを編んでしまいました。さらに青の色糸は絹の手縫い糸。もーうどれだけ、ほんとーうにどれだけ編みにくかったことか。

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お手本にしたこちらは京都「大文字飴本舗」の“おはじきのうた”

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厄をはじく、という意味合いから、おはじき飴は正月菓子に多いようです。だから、どこにでもありそうで、意外にどこにもなかったおはじき飴。
タイミングよく、渋谷西武百貨店で見つけました。

大文字飴のサイト


本物のおはじき飴は写真を撮っている間に表面が溶けてきてどんどん透明度を増していきますが、編みおはじき飴は、伸びたり縮んだりするゴムとの攻防を繰り広げているうちに透明度が失せて、なんだか白っぽくなっていきます。
はい、どちらかというと袋から出す前の白っぽい雰囲気に近いのではないか、という感想はもう締め切りました。


というわけで、こちらも見てね。
編みぐるみ和菓子店“おはじき飴”
今回はかなり乙女チックにしたつもり(笑)


ところでこちらもおはじき飴。
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金沢「諸江屋」の縁起菓子“久寿玉”に入っているおはじき飴。

この多色使いおはじき飴にも挑戦してはみましたが、できあがりはまったく別物になってしまったのでボツ。
でも「おはじき飴」ときいて思い浮かべるのはやはり最初のほうですよね。

編みぐるみ和菓子店はこちらから


さて、実はもうひとつ新作を作りたかったのですが、そろそろ時間切れ。ここからは作品展の準備に突き進む所存でございます。
「おはじき飴」はもちろん、第1作「おはぎ」も並びますよ〜。いっぱい並べて笑っちゃいますよ〜。

詳細はこちらをご覧ください。
 →作品展「編み菓子〜編みぐるみ和菓子店の展」のご案内

和菓子

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2010-01-28

諸江屋(金沢)の縁起菓子とまるやまからからせんべい(山形県鶴岡市)、それから編みぐるみ縁起菓子!

盛りだくさん。

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金沢「諸江屋」の“久寿玉”


先日、とある駅前の商店街で新春らしい琴の調べが流れていて、まだ1月であることを感じました。でも街には豆まきグッズやバレンタインチョコのみならず、ひなあられまで並んでいます。なんと気の早いこと。

いまさらですか〜あ、という気もしてきましたが、金沢「諸江屋」のお正月用の縁起菓子です。
餅米生地の紅白のお煎餅“久寿玉(くすだま)”を割ると出てきた<お宝>は、金沢に古くから伝わるお菓子たち。パッケージがサイコロなうえに「金澤道中双六」という付録がついて、お菓子つまみながら家族で遊べるというわけです。このサイコロでは遊びにくいけどね。

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お宝は左から“小柴舟”“千代結び”“金平糖”“舞鶴”“おはじき飴”“小花うさぎ”

柴舟は生姜糖のかかった小麦粉生地のお煎餅。千代結びは有平糖。舞鶴は薄い餅米生地を噛み砕くと中からしゃらしゃら〜っと生姜風味のお砂糖が口いっぱいに広がります。小花うさぎは諸江屋の人気商品“花うさぎ”のプチサイズ。


そしてもうひとつ、これまたかわいらしい縁起菓子、“辻占・福寿草”。
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福寿草は春を告げる花で「元日草」とも言われているのですよね。

金沢名物「辻占」は、餅米生地の小さなお煎餅に何やら意味深そうなひとことが書かれた紙札入り。こちらは五角形のものばかりですが、つくばね形もあるんです。

※参考
 →金沢「茶房一笑」にて献上加賀棒茶と「高砂屋」のお菓子をいただく(2008/2)

紙に書かれた『ひろげておるぞ』は火が通ると口を開く貝のことをいっているのですが、もともと辻占には色恋の艶っぽい内容が含まれいて、これもそういう意味合いをもつのだそうです。おお〜なかなか深い。
諸江屋のサイトには、この辻占のなぞかけのような解釈について説明したページもあります。

わたしが引いたのは『たんきハそんき』。はい、気をつけます。

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あ、こっちは「つくばね」形もある・・・んん?

※諸江屋の過去の記事はこちら
 →諸江屋(金沢)/オトギクズユ(2008/2)


さてこちらは新春に限らず招福を願う山形庄内地方の郷土菓子。
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「宇佐見煎餅店」の“まるやまからからせんべい”

ご覧の通り、割ると中から玩具が出てきます。寅年にちなんだ虎人形が出てきました〜。もうひとつにはこけしが入っていました。
黒砂糖味のゴリゴリっとかたいお煎餅はいかにも子供向き(笑)。童心にかえって楽しんでみました。


諸江屋:金沢市野町1-3-59
宇佐見煎餅店:山形県鶴岡市錦町17-30
※三越銀座店菓遊庵、高島屋新宿店銘菓百選にて購入。

***
こっちはコマが出てきたよ〜・・ああっこれはもしや!?
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そうなのだ。言っとくけど、コマも編んでるんだからねーーっ。

編みぐるみ和菓子店をご覧くださいませ。

和菓子 

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2009-12-17

中田屋(金沢)/きんつば うぐいす と編みぐるみきんつば

ほ〜ほけきょ♪

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金沢「中田屋」のきんつば“うぐいす”


わたくし、常日頃「きんつばと練り羊羹は積極的に食べない」と申しておりますが、どうも最近気がついたことが。それは、きんつばと練り羊羹の共通点なわけですが、<小豆あんを寒天で固めたもの>がどうもあまり好きではないようです(まるで他人事)。もちろん小豆も寒天も大好きなのに。

さて、家人の「中田屋のきんつばは、やっぱり“うぐいす”でしょ」の言葉を何度も聞き、試しに食べたらすっかり気に入ってしまいました。まったく抵抗なくおいしくいただけるので、いろいろ記憶をたぐりつつ真剣に考えてみたところ、最近になって「小豆あんを寒天で固めると苦手なのか?」と思うように。

とにかく好きです、中田屋のきんつばうぐいす。10月から5月の季節商品だそうです。
大粒の青豌豆は、小豆とは違うさわやかさを感じます。

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でもね、なんだかんだいっても、ふつうの“きんつば”も食べてみればおいしいと思うのですわ。


※過去の中田屋の記事はこちら→中田屋(金沢)/きんつば 雛


中田屋:金沢市元町2-4-9
※伊勢丹吉祥寺店でのイベントで購入。

***

おおっ、これは!?
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しかも食べかけ・・・(笑)

編みぐるみ和菓子店をご覧くださいませ。

和菓子 

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2008-12-10

中田屋(金沢)/きんつば 雛

ぴよぴよ♪

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きんつばで有名な金沢「中田屋」の、ひよこ豆のきんつば“雛(ひよこ)”


お歳暮シーズンのデパートは物産展の規模が小さくなる時期でもありますが、先日の吉祥寺伊勢丹「金沢・能登展」で珍しいものを見つけました。
なんと! <ひよこ豆のきんつば>だっ!。
ええ、豆好きですから。いつもは「きんつばにはそれほど興味がない」などといいながら、こういうものには飛びつくのです。

ひよこ豆がごろごろと入っていますが甘さ控えめでそれほど重たくもなく。お豆が大きい分、豆の皮が少し気になりますが、それもひよこ豆の味のうちではないかと思えます。
個人的には小豆のきんつばよりも好き。とにかくひよこ豆が好き(笑)

そういえば今年の1月に金沢へ行ったときも、きんつばは興味がないしいつでも買えると、中田屋をスルーしたのでした。こんなステキなお菓子があるなら寄ればよかったと思ったら、この“雛”は物産展限定販売だそうです。へえ〜そうなんだ〜。


ご参考。金沢にはひよこ豆の甘納豆もありました。
かわむら(金沢)/甘納豆(2008/2)


中田屋:金沢市元町2-4-9
※伊勢丹吉祥寺店でのイベントで購入。

和菓子

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2008-02-16

高砂屋(金沢)の上生菓子

金沢紀行 その12

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再掲。「高砂屋」の“若松”


こんどこそ金沢紀行最終回。
ひがし茶屋街「茶房一笑」にて充実したお茶の時間を過ごしたあと、いただいたお菓子への興奮冷めぬままバスに乗り、「高砂屋」を目指します。
バス通り沿いの商店街の中にある、わりと大きなお店でした。

上生菓子は基本的に予約商品のようですが、少しだけ店頭に並んでいました。やっほー。

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“雪笹”

薯蕷煉り切りの“雪笹”は、お芋の味とねっとりした食感が口の中に広がってからのどへ抜けて行きます。

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“梅”

思いがけず、旅の最後に松竹梅が揃いました。めでたしめでたし。


高砂屋:金沢市石引2-7-4

和菓子

※今回の金沢の記事はこちら
お婦久軒(金沢)/あん入りドーナツ
金沢「漆の実」にて「吉はし菓子店」の上生菓子をいただく
水本(金沢)の上生菓子
俵屋(金沢)/じろ飴
かわむら(金沢)/甘納豆
加賀麩司 宮田(金沢)/麩菓子 かりんとう
うら田(金沢)の迎春菓子
諸江屋(金沢)/オトギクズユ
板屋(金沢)/香林
越山甘清堂(金沢)/加賀れんこん餅
金沢「茶房一笑」にて献上加賀棒茶と「高砂屋」のお菓子をいただく

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2008-02-14

金沢「茶房一笑」にて献上加賀棒茶と「高砂屋」のお菓子をいただく

金沢紀行 その11
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さてさて、加賀紀行の最後は今回の旅でいちばんのお気に入りをご紹介いたします。

ひがし茶屋街の一角にある「茶房一笑」。
普段から加賀「丸八製茶場」の茎ほうじ茶を好んでよく飲んでおりまして、その丸八製茶場が経営する茶房です。
あいにく外は雨。観光客も少なく店内はわたしたちだけだったので、大好きな“献上加賀棒茶”でのんびりゆっくりくつろがせていただきました。

お茶とともに供されたお菓子があまりにおいしくて軽く驚きます。
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“花びら餅”

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“若松”

“若松”の美しさにひと目惚れして「写真を撮らせてください」とお願いしました。
これはどちらのお菓子ですか? とたずねると「高砂屋」とのこと。
お餅のしっかりした“花びら餅”のおいしさに目を見張り、“若松”の渋い見た目とこくのある上品な煉り切りにうっとりし、そこから先はテンション上がるのみ。

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しばらくして“辻占”のサービスも。ひなあられ(乾燥したもち米を炒って砂糖をかけた、関東のひなあられ)のような薄甘いお菓子の中に占いの紙が入っています。
家人の選んだ白は完全に乾燥した干菓子。「げいこでのめる」と占いに書いてありました。
わたしが選んだ桃色は半生のやわらかいもので、「天才が生れる」と出てきましたが、どちらも関係なさそうです(笑)

お店の方も、適当に放ってくださりながら、いいタイミングで相手してくださって、お茶のおかわりと次のお菓子をいただいてしまいました。
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ふやき“干支せんべい”と、右は引蜜煎餅というお煎餅。
お菓子はすべて「高砂屋」のもの。

ああーいろいろおいしくて楽しかったねえ。すっかりくつろいじゃったねえ。
それで〜その〜、お店を出た後、急遽「高砂屋」へ向かったのでした。・・・つづく


茶房一笑:金沢市東山1-26-13 月休(祝日のときは翌日休)
丸八製茶場のサイト

高砂屋:金沢市石引2-7-4

***

ちなみに<引蜜煎餅>というのはひなあられ(再び解説。乾燥したもち米を炒って砂糖をかけた、関東のひなあられ)のような味で、「加藤晧陽堂」の“加賀志きし”が種類豊富できれいです。
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(参考)加藤晧陽堂のサイト

和菓子

※今回の金沢の記事はこちら
お婦久軒(金沢)/あん入りドーナツ
金沢「漆の実」にて「吉はし菓子店」の上生菓子をいただく
水本(金沢)の上生菓子
俵屋(金沢)/じろ飴
かわむら(金沢)/甘納豆
加賀麩司 宮田(金沢)/麩菓子 かりんとう
うら田(金沢)の迎春菓子
諸江屋(金沢)/オトギクズユ
板屋(金沢)/香林
越山甘清堂(金沢)/加賀れんこん餅
高砂屋(金沢)の上生菓子

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2008-02-12

越山甘清堂(金沢)/加賀れんこん餅

金沢紀行 その10

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「越山甘清堂」の看板商品“焼まん”


店頭に並んだ大きな酒饅頭にひかれて「越山甘清堂」。この“焼まん”、大小サイズがありまして、手に取ったおまんじゅうを返しながら「小さい方をお願いします」といったら「それが小さいの」といわれて驚いたその<小>サイズは、直径10cmほどもあるのです。<大>は約15cm、デカイよ〜。

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金沢の名勝、名品の焼き印を押された“焼まん”。
酒饅頭はどうしても時間が経つとかたくなってしまうので、蒸かしなおしてみましたが、思ったほどお酒の香りがしません。半分をさらにグリルであぶったところ、ほのかにお酒の香りが漂ってきました。
平たいお饅頭の皮はふっくらというよりはコシ重視な印象で、木村屋の酒種あんぱんを思い出す味です。


こちらのお店のほかの商品ではなぜか羽二重餅のお菓子が気になって、世間では七草粥を食べていたその日、“七草餅”なるものを買ってみました。
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“七草餅”

中はこしあんで、やわらかい羽二重餅から七草の香りがするさわやかなお菓子です。


さて、とくにとくに注目したのはこんな地味〜なお菓子。
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“羽二重 加賀れんこん餅” だってれんこん大好きだもの。

羽二重餅に地物野菜の<加賀れんこん>を練り込んだ餅菓子です。加賀れんこんの風味と粘りのあるもっちりした食感をたっぷり楽しめます。ともに練り込まれた蓮の実の食感もほどよいアクセント。
これ、とてもいいお菓子だと思うのですが、気の毒なくらい地味なのですよねえ。でも好き。かなり好き。


越山甘清堂: 金沢市武蔵町13-17
 ※焼まんはめいてつエムザ店、その他は香林坊大和店で購入。

和菓子

※今回の金沢の記事はこちら
お婦久軒(金沢)/あん入りドーナツ
金沢「漆の実」にて「吉はし菓子店」の上生菓子をいただく
水本(金沢)の上生菓子
俵屋(金沢)/じろ飴
かわむら(金沢)/甘納豆
加賀麩司 宮田(金沢)/麩菓子 かりんとう
うら田(金沢)の迎春菓子
諸江屋(金沢)/オトギクズユ
板屋(金沢)/香林
金沢「茶房一笑」にて献上加賀棒茶と「高砂屋」のお菓子をいただく
高砂屋(金沢)の上生菓子

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2008-02-09

板屋(金沢)/香林

金沢紀行 その9

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古谷一行氏のおめざだそうです、「板屋」の“香林”


なんだか現代風の香りがするお菓子です(笑)、「板屋」の“香林”。2色の蒸しカステラでマロンをはさんだものですが、お店の商品説明には「栗」ではなく「マロン」とあるあたり、和菓子というより和洋折衷菓子とでもいいましょうか。

つくね芋の入ったカステラ生地のふんわりとまろやかな感じが、とてもとても覚えのあるものだったのですが、なんだなんだなんだこれ・・・と考えて思い出しました。
 あ、「ハイジ」の“アルハンブラ”だ!

神戸のスイス菓子「ハイジ」の“アルハンブラ”はチョコレート味ですが、あのスポンジの食感を好きな方はきっと気に入ると思います、香林。
というわけで、アルハンブラ好きなわが家もお気に入り。

#ところで、経営再建中だった「ハイジ」、先月ついに自己破産の道を選んでしまいましたね。残念です。


板屋:金沢市尾山町10-18
 ※金沢百番街にて購入。

和菓子

※今回の金沢の記事はこちら
お婦久軒(金沢)/あん入りドーナツ
金沢「漆の実」にて「吉はし菓子店」の上生菓子をいただく
水本(金沢)の上生菓子
俵屋(金沢)/じろ飴
かわむら(金沢)/甘納豆
加賀麩司 宮田(金沢)/麩菓子 かりんとう
うら田(金沢)の迎春菓子
諸江屋(金沢)/オトギクズユ
越山甘清堂(金沢)/加賀れんこん餅
金沢「茶房一笑」にて献上加賀棒茶と「高砂屋」のお菓子をいただく
高砂屋(金沢)の上生菓子

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2008-02-07

諸江屋(金沢)/オトギクズユ

金沢紀行 その8

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パッケージがかわいらしい「諸江屋」の“オトギクズユ”


「諸江屋」は創業から160年近く続いている<落雁>のお店です。
こちらの本店に、落雁文庫という資料館があるときいてわざわざ向かったのですが、あいにく資料館は年始休館中。とりあえず店内を眺めましたが、買いたかったものはあいにく売切れ。ああツイテない。
かわいらしい“花うさぎ”などの落雁商品は都内のデパ地下でも買えるので、“オトギクズユ”という葛湯を選びました。
おとぎ話をデザインしたパッケージは左から「カチカチ山」「金太郎」「桃太郎」「花咲かじじい」。

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葛湯の中にはあられが入っていて、カチカチ山からはうさぎが、花咲かじいさんからはポチが出てきましたよ。
250ccのマグカップで入れてもかなりどろどろと濃厚な葛湯です。あ、写真はあられが沈まないよう取り出して、150ccでどろりと溶いた葛湯に乗せました。
さっぱりとした甘さの中に、あられの香ばしさがうれしいのでした。ほっと温まります。


さて、買いたかったのはこれ。
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「諸江屋」の迎春菓子“福徳煎餅”

俵や打出の小槌の形をした黄色と白の薄い煎餅皮の中に、金華糖や土人形が入っています。
新年に、家族で一年の運を占い合って、貴重な甘味をとる。そんな光景が浮かびます。
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出てきた金華糖は、七福神や招き猫など縁起もの。写真右肩に写る土人形は郷土玩具だそうで、食べられません、の注意書きとともに出てきました。
ちなみにこれ、砂糖が当たり前となったいまでは味はどうでもよくて(といったら失礼だけど)、楽しいだけですから。


諸江屋:金沢市野町1-3-59
 ※福徳煎餅はめいてつエムザ店にて購入。

和菓子

※今回の金沢の記事はこちら
お婦久軒(金沢)/あん入りドーナツ
金沢「漆の実」にて「吉はし菓子店」の上生菓子をいただく
水本(金沢)の上生菓子
俵屋(金沢)/じろ飴
かわむら(金沢)/甘納豆
加賀麩司 宮田(金沢)/麩菓子 かりんとう
うら田(金沢)の迎春菓子
板屋(金沢)/香林
越山甘清堂(金沢)/加賀れんこん餅
金沢「茶房一笑」にて献上加賀棒茶と「高砂屋」のお菓子をいただく
高砂屋(金沢)の上生菓子

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