明かりをつけましょポンポコリン〜♪
今回は東京で買った京菓子の話。
京都「俵屋吉富」でいただいた商品案内を見ていたら、“引千切(ひちぎり)”という<雛菓子>にココロ奪われました。ご存知ですか? わたしは初めて知ったのですよ、京にこんなかわいらしい雛菓子があったなんて。
ひなまつりのお菓子なので、2月下旬から3/3まで約1週間だけの販売です。日本橋高島屋の売場に問い合わせてみたところ、東京では扱わないとのこと。がっくり。
そう、明日はひなまつり。
そして見つけました。タカシヤマ新宿店の「末富」で、販売期間中2/28と3/3の2回だけ予約販売しているのです。

京都「末富」の“ひちぎり”。3個1575円は老舗価格。
この雛菓子、もともと宮中行事で使われていたために<いただき餅>、餅の形が真珠貝に似ているため<あこや>などいろいろな呼び方があって、<引千切>というのは作るときに餅を引きちぎることから、ひちぎり、ひっちぎり、と呼ばれるそうです。
餅や餡の色などはお店によってさまざまですが、引きちぎって貝殻の形にした餅の上に、餡玉をのせるのが一般的なようです(後半参照)。
さて、「末富」製は2種類、よもぎ餅に白と桃色のきんとんがのっています。お内裏様とおひな様をあらわしたものなのだと思い込んでいましたが、他店では3種類あるところが多いので違うようです。
ふんわり盛られたきんとんの下には、白が白あん、桃色が小豆あん、どちらも粒あんです。引きちぎったよもぎ餅の端は引きちぎりというよりねじり切っている感じ。
このふたつ、ちょっとの違いでまったく違う味わいなのですが、どちらも甘過ぎないきんとんと、口中に広がるよもぎの香りとほろ苦さ。もーーーたまりません。
そもそもこんなによもぎそのまんまの味のする餅を食べたことがあっただろうか。ああ、ある。母の作ったよもぎ餅だ。
そんなことはともかく、すばらしいーーさすが老舗ーーおいしいーー好きーーとよろこぶわが家の姫サマ(=自分:恥)です。
こうしてまた京菓子のよさをしみじみと思うのでありました。
こんなことでもないと京都の<高級ブランド菓子>なんていただく機会ないものね。
末富(本店):京都市下京区松原通室町東入ル
※高島屋日本橋店、新宿店などで扱いあり
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一方、こちらは伊勢丹新宿店にて購入した「仙太郎」の“ひっちぎり”。1個294円。

・・・ん? クリオネ?
こちらはセンスの悪いおかあちゃんがんばりましたよって印象でしょうか(失礼!)。先にも書きましたように、この<丸めた餡をのせる>形が一般的なようです。
クリオネが抱えているのはこしあん、粒あん、白あん(こし)の3種類ですが、餅はどれも草餅です。指先でつまんで引きちぎると、このようにクリオネになるのですね。このクリオネ、餅というよりはういろうっぽい食感で、神経を集中してみればかすかに感じるよもぎ味。貼り付き防止のためか、底にきなこがついています。
東京になじみのないお雛菓子を何の宣伝もなくふつうに販売しているあたりに好感が持てますね(我ながら強引なまとめだ)。
仙太郎: 京都市下京区寺町通り仏光寺上る中之町576
web●http://www.sentaro.co.jp/
※ちなみに・・
先日鑑賞した「雛祭り 虎屋の雛人形と雛道具」(青山「根津美術館」にて4/9まで展示)でも雛道具の中に菱餅と並んであった引千切は丸めた餡をのせた形で、お餅の色は紅、白とよもぎの3色でした。
またお世話になります、あんころりんさんのブログでもひっちぎり。
→ひっちぎり」!な餅でひな祭り記念 「太市」のお茶菓子4連発+おまけ
はじめにココロ奪われた「俵屋吉富」の“引千切”はまたぜんぜん見た目が違って独特なかわいらしさ。
→俵屋吉富の引千切 リンク切れたらごめんなさい!
和菓子
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