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2013年6月

2013-06-24

塩竈の塩スイーツ…丹六園/志ほがま と クレオバンテール/藻塩ショコラ

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なんかカッコイイ! 宮城県塩竈市「丹六園」の“志ほがま”


古代製塩の地、万葉の時代から歌人がその風景を詠んだという、塩作りの竈(かまど)と書いて「塩竈(しおがま)」に行きました。
このあたりも震災で津波の被害が大きかったところですが、きれいに整備された道路に面してずいぶんと古い建物があります。
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ふる〜いケータイの画像ですみません。

これがあの銘菓“志ほがま”で有名な「丹六園」であることは間違いないのですが、近くに行っても店内にはびっしりと陶器が並んでいて、ええ? でも「丹六園」と書いてあるし、「志ほがま」の看板も出ているし、でもやっぱり陶器しか並んでいないし…と出たり入ったりしているうちに、別の入口の前にお菓子のショウケースを発見。もう一度店内に入ると、陶器に埋もれるようにお菓子のコーナーがありました。ああ、よかった。

とても上品で明るい奥様が
「わたしが好きなものだから、どんどん陶器が増えてしまって、これではお客さんも通り過ぎてしまいますよねぇ・・・でもお菓子も2種類しかないので場所もとらないし、ね。ふふふっ」
と。やっぱり不安になったのはわたしだけではないようで、おまけに不安になるのをわかったうえでの店づくり。それさえ、なんかカッコイイ! と思ってしまいましたわ。

※参考→丹六園についてはこちらに詳しい記事があります


“しおがま”という塩のきいたしっとり柔らかい落雁を扱うお店はいくつもありますが、丹六園の“志ほがま”は別格だと感じます。どこにも角のない塩と甘みのバランスとほんのり香る紫蘇。それに何より、みやこがねという宮城県産もち米粉の風味、旨味!
参りました。ほんとお店まで行ってその風景までもあわせて味わえて幸せな気持ちになります。

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もうひとつの“長寿楽”はくるみ入り、黒糖風味。
こちらもすべてが丸くまとまるような絶妙な味わい。黒糖とくるみを加えても角の立つところがない味に、感動さえも。

ただ、塩やみやこがねの風味をより感じられるのは“志ほがま”のほうです。
お茶だけでなく、コーヒーのおともにもよろしいかと。


丹六園:宮城県塩竈市宮町3-12(JR仙石線本塩釜駅より徒歩5分)

和菓子

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これまたケータイ画像ですみません。
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「チョコレート工房クレオバンテール」の“藻塩ショコラ”


こちらは塩釜の新しい塩スイーツ。仙台でも見かけた記憶のないショコラティエを塩釜で見つけました。
ビスケットとガナッシュクリームをミルクチョコレートでコーティングしています。トッピングされているのは藻塩。
まさかこのトッピングだけで“藻塩ショコラ”というのではと疑いながら購入しましたが、ビスケットもガナッシュも塩味です。それに気づいたときの嬉しさ! やはりチョコと塩のバランスが素敵です。
ちょっと買ってみただけなのに、思いのほか気に入ったのでご紹介。


チョコレート工房 クレオバンテール:宮城県塩竈市本町6-4(JR仙石線本塩釜駅より徒歩5分) 木、第1・3日休

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ということで先日、3度めの七ヶ浜町でのボランティア活動に参加しました。
おや? と思った景色、それは一面に広がる水田です! 青々と稲が成長している様子に感激しました。
でも実は、塩害の対策をしないまま試験的に植えたのだそうです。うまく実るかどうかは、やってみないとわからない、と聞くと少し複雑な気持ちになります。…たくさん実ってほしいなあ。

これまで優先されてきた経済活動につながる作業もだんだん少なくなってきて、今回は町民農園の整備。いまも仮設住宅で暮らす方々に、作物を育て収穫する楽しさをお届けするお手伝いです。
(わが家のささやかな家庭菜園も、これくらいしっかり手をかけなければ、と思いがけず反省したり。)

石巻や女川には、まだ胸の痛くなる光景がそのままありました。メディアに取り上げられる復興のニュースは嬉しいものです。でも実際にはまだ多くの人が仮設住宅で暮らし、安定した収入を得られる仕事に就けないひとも多くいる。復興したくても手を付けられない状態のところがたくさんある。被害の少なかったところでは風評被害で苦しんでいるひとがいる。
今回見たことをまた心に刻み、復興を強く祈り続けようと思います。

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2013-06-07

丸中(岩手)/東雲 と “霜ばしら”のその後

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岩手「丸中」の銘菓“東雲”


東雲(しののめ)というのは明け方を表す言葉で、和菓子の世界でもいろいろな形で表現されています。
この「丸中」の“東雲”は、ずいぶん前に新聞で紹介された記事を見て「いつか岩手に行くことがあったら」と憧れたお菓子なのですが、その数ヶ月後に東銀座の「いわて銀河プラザ」であっさり見つけてしまいました。
それ以来、東雲を食べたくなったら東銀座へ。地方銘菓が手軽に買えるようになったのは嬉しいことです。

もともとは余った落雁をどうにか活用できないものかと作られた固いお菓子だったそうですが、時代とともに「固い」と苦情がくるようになり、現在のようなもっちりした弾力のあるお菓子になったのだとか。
くるみは明け方の空に浮かぶ雲を、黒ごまは空を飛ぶ小鳥を表しています。

これが「くるみはカラス、ごまはスズメ」と解釈すると、同じく岩手県は遠野「まつだ松林堂」の“明けがらす”というお菓子がありますね。
もちろん、まったく同じものというわけではありませんが、どちらも好きなお菓子です。


話は「丸中」に戻って、サイトを見る限り“東雲”以外はまるで洋菓子屋さんではありませんか。


山見の里 菓子司 丸中:岩手県岩手郡岩手町沼宮内9-25
いわて銀河プラザにて購入。

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ところで、先日改めて“東雲”を買い求めたのには理由がありまして、これですよ、これ!
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玉澤(仙台)/霜ばしら(2012/12)

いえ、“霜ばしら”ではなくて、それを埋め尽くす破損および湿気防止の「らくがん粉」!
この活用法を考えていて、

 東雲なんて、どうかしら?

と思ったのです。といって、買ってきた東雲をながめても作り方が見えてくるわけでもなく。
探して探してたどり着いたのが、こちらの記事。おお〜、いいんじゃない〜!
啓子の部屋:マシュマロ餅です


霜ばしら2缶分で、らくがん粉約100g。ということで「マシュマロ餅」の半量で作りましょう。
まず、らくがん粉はフライパンで軽く煎りました。
牛乳は豆乳90ccにかえて、人肌に温めます。
砂糖はらくがん粉と同量にすべきところ、少し残っていた霜ばしらを豆乳に入れて溶かしたので、その数グラム分を差し引いて…と考えるうちに大きく計算ミスをしたもよう。たぶん合わせて60gも入っていないのではと思います。
とにかくこれに塩少々を加えてこねて、さらにクルミと黒ごま合わせて45gを入れてこねてこねて、まるめて伸ばしてラップに包み、まきすで成型して1時間ほど立てておいて、、、

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こんなのできましたけどなにか?

これがけっこうおいしくできちゃってね〜。東雲と違って小麦粉を使っていないので火を使うこともありません。
時間が経って固くなったものを炙ってみたら、かりっとしてふっくらもっちりして、うふうふうふふ、幸せ〜〜〜。でもやっぱり砂糖の量はきちんと紙に書いて計算すべきだったと反省しておりますよ。

和菓子

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2013-06-04

オオサワベーカリー(三鷹市)/食パン

完全に地元の話題ですけど。

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「オオサワベーカリー」の食パン。最近のお気に入り。


引っ越す前から、近いというより「遠くない」ところにある昔ながらのベーカリー、「オオサワベーカリー」。あの有名な「三鷹天命反転住宅」の並びにあります。

引っ越す前の3年半の間に、あるときは上り坂をひぃひぃ言いながら自転車こいで、またあるときは炎天下をだらだらと20分以上歩いて何度か行ってはみたものの、いつも閉まっていたのです。ほんとタイミングというか相性の悪いお店だと思っていたわけで。
2月に引っ越してから、たまたまいつもと違うルートのバスに乗ったときに窓から営業中のお店が見えたので、あわてて降りてパンを買いました。
ようやくたどり着いてわかったことは、12時オープンなので午前中に行っても開いているわけがない、週一日の定休日以外に不定休日がある、ということ。数ヶ月に1回の訪問が午前中か不定休日ばかりだったという、解明してもなんの意味もないお話でした。


さて、その「オオサワベーカリー」の食パンが、わが家では大ヒットでした!
焼き色はやや薄めでちょっと不安な印象だったのですが、トーストしたときのさっくりとした昭和的素朴な味わいは、田原町の「ペリカン」の食パンに通じるものがあります。ペリカンより少し軽いけどね。

というわけで、昭和の食パンを求めて今日も坂道を上るのです。人間ドックで運動不足を注意されたので、とりあえず歩くのです。


オオサワベーカリー:東京都三鷹市大沢2-2-11[東八道路天文台北交差点角] 木休ほかに月2回ほど不定休

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