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2013-03-05

小高だいこんかりんとう(福島)

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福島県立小高商業高校のプロデュースによる“小高だいこんかりんとう”


ときどきメディアで取り上げられているようなので、ご存知の方もいらっしゃると思います。わたしも以前、テレビ番組で見て気になっていたお菓子“小高だいこんかりんとう”。先日、仙川駅近くの公園で行われていた東北物産販売のイベントで出会うことができました。

もともと、収穫量が多すぎて廃棄処分になっていた南相馬市小高地区産の大根を有効活用しようと、小高商業高校の生徒たちが開発した、地元の人気商品だそうです。
3.11の震災後、小高地区は警戒区域となり、原料になる大根の作付けもできなくなっています。また製造委託先の業者も被災し、“小高だいこんかりんとう”は販売中止となっていました。

一方で「福島産」作物への風評被害という問題があります。
そこで、風評被害に悩む農家を元気づけるためにもと、小高商業高校の生徒たちがJAを通じて福島県内の安全性が確認された大根を入手し、鳥取県の業者に製造委託して再び販売できるようになりました。

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さて、“小高だいこんかりんとう”はおからを混ぜた板状のかりんとう。
おからを使った揚げ菓子に「おとうふ工房いしかわ」の“きらず揚げ”というのがありますが、それよりもずっと厚みがあって、かなりの存在感です。(ちなみに「きらず」とは「おから」のこと)
よく目にするかりんとうの「ごりっ」だとか「ぽりっ」という感じではなく、固さはありつつも「さくっ」とした食感。かりんとうの固さと“ピーセン”のサクサクが混在するような。えらくわかりにくい表現ですけど。

そして嬉しいことに、食べているとじわじわと広がる干し大根の味! 福島県産大根の味が、しっかり活きています。
高校生の思いがつまったお菓子、おいしくいただきました。

和菓子

***

ところで、引っ越しました。
1ヶ月もブログを更新しなかったのは、作品展の準備に追われていたわけではないのです。

はい、これから準備に追われます。そのつもりです。
そしてきっと楽しい展示にしますから。お約束しますからー。

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コメント

南相馬市小高区は警戒区域だったのが解除されて出入りが自由になったものの、生活が難しいようですね。

小高商業高校は南相馬市原町区にある原町高校に仮設の校舎を建てて就学しているようです。
ご存知かもしれませんが、小高商業の商業研究部が去年開催された第20回全国高等学校生徒商業研究発表大会に出場してこのかりんとうを使って風評被害を解消できるか?を発表したようです。
http://www5.ocn.ne.jp/~kensyo/kenkyuhappyou/dai20_2.pdf

東北のかりんとうはこちらでよく見られる棒状よりも板状が多いように感じます。
素朴な大根風味のかりんとう、いつかいただきたいですね。

投稿: 笹団子 | 2013-03-05 20:54

連投失礼します。
書き忘れたことがあったので。

引越しお疲れ様でした。
今は落ち着いて編みぐるみを作られているのでしょうか?

私は昨年秋より父親が急に具合がわるくなり、今年に入って死去しました。 今年は東京の物産展やアンテナショップでの買い物や投稿できなかった過去の話題をブログのネタにできればと思っています。

投稿: 笹団子 | 2013-03-05 21:00

★笹団子さん
お父さまのこと、残念でしたね。ご愁傷様です。
笹団子さんのブログの更新、楽しみにしております。

秋田のかりんとうはとくに板状のものが多い印象があります。
小高商業の取り組みには感心させられました。福島県内に、県内産の農作物購入に慎重なひとが多いというのも考えさせられます。
とにかく、だいこんかりんとう、すてきなお菓子でした。

投稿: kozue | 2013-03-05 22:20

豪邸への引越しお疲れさでした~。落ち着いて創作に取り組めますね。
このかりんとうに関してワタシはまったく無の状態。見たことも効いたこともなかったなー。だいこんかりんとうなんて、聞くからに魅力的。ぜひとも手に入れたいもんです。情報ありがとう~。

・・・
福島の農産物について、ワタシ個人はガシガシ頂くことに何のためらいもありません。が、例えば小さな子がいる家庭への(親御さんが避けてる可能性を鑑みて)進物に使わないというのも事実。仕事先に贈る場合も相手に探りいれてからにしたり。そんなかんじでこの2年間アンビバレントな気持ちを抱えたままです。


投稿: あんころりん | 2013-03-09 23:33

★あんころりんさん
ええほんとにもう大豪邸で(笑)、無駄に動き回っておりますよ。落ち着ける場所もまだ定まらず。
とにかく一日も早く作品展の準備に取りかからねばと思っていますが、気持ちばかりでなかなか前に進みません・・・と、ちょっと泣き言。
お子さんのいる家庭では、神経質になるのもわかります。これに関しては、自分は積極的にいただくようにしていますが、それ以上のことはどうにもできない状況ですね。

投稿: kozue | 2013-03-10 23:11

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