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2012-12-13

紅蓮屋(宮城県松島町)/松島こうれん

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700年近い歴史のある松島の伝統銘菓“松島こうれん”


JR仙石線松島海岸駅から観光客でにぎやかな海岸沿いの国道をちょっと裏通りに入ったところ、紅葉がきれいな「瑞巌寺」の近くに、きりっとした佇まいで「紅蓮屋 心月庵」がありました。
まあ、紅葉見るより紅蓮屋へ一直線だったけどね。
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ここは白く、儚い、さざ波のような、一子相伝のお煎餅“松島こうれん”のお店。

1327年創業といわれても、ずいぶん歴史があるのね〜としかいえません。
とにかく、この歴史のあるお菓子が、津波の被害を乗り越えて営業を再開できたことに、ただただ感謝してのれんをくぐりました。

“こうれん”の由来はお店のサイトにありますのでここではふれませんが、それはそれはたいへんな物語があるのです。

商品は“こうれん”のみ。宮城県産のササニシキに砂糖と塩を加えた生地を、一枚ずつ手焼きしています。
ぱりっとした食感のあと、口の中でゆっくりと溶けながらふわ〜っとほのかな甘みを残していくようすも、儚いさざ波のよう。

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砂糖といっても、甘みは上白糖(中央)、和三盆糖(右)、還元麦芽糖の3種類。

基本の上白糖入りを基準に味を比べるとすれば、和三盆糖入りは香ばしさが先に立ち、甘みが後から追いかけてきます。なんだろう、本当にこうれんが溶けたころに「おおーきたきた、甘み来たーー」と感じるのです。
そして還元麦芽糖入りは上白糖入りよりさらに甘みが少なく、カラダにはいいけれど、甘いものを期待するともの足りないのかもしれません。

ほかに、自分で焼いて食べる“こうれん生地”というのもありました。じょうずに儚く焼く自信がないので買わなかったけど、興味深い商品であります。


松島こうれん本舗 紅蓮屋心月庵:宮城県宮城郡松島町字町内82(JR仙石線松島海岸駅より徒歩4分)

和菓子

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コメント

詳しいことは知りませんが、日本最古の菓子店は平安時代創業の京都今宮神社のあぶり餅のお店らしいです。

日本最古でなないのですが、室町時代創業の羊羹の虎屋、ちまきの川端道喜よりも古い鎌倉時代創業というすごいお店には変わらないと思います。

紅蓮屋の松島こうれんは至ってシンプルなお菓子ですね。
シンプルでお米の味がストレートに出るだけに難しさもあるんでしょうね。

投稿: 笹団子 | 2012-12-14 20:17

★笹団子さん
あぶり餅もそうですが、古くからあるお菓子って、シンプルだけど手のかかったものが多いですよね。
松島こうれんは、地元産のお米を使っているところがまた、銘菓として愛される理由のひとつのようにも思います。

投稿: kozue | 2012-12-15 14:01

きれいに蘇ったんですねーよかったー。
レポートありがとうございます。
なんかあらためてすごく 嬉しい。

和三盆糖のは興味あったのですが コレ読んでいよいよ興味津々。
松島や塩釜に行かねばならんですね。

余談ですけど
新宿高島屋で丹六園の取り扱いが休止中。早く復活して欲しいものです。

投稿: あんころりん | 2012-12-19 21:50

★あんころりんさん
和三盆の甘さは、とてもとてもおもしろい発見でした。
お店でもバラで買えるのは上白糖だけで、あとは詰め合せを買うしかないのですが、個人的には和三盆が気に入っています。

こちらも余談ですけど
熊谷屋に「ささら飴のささらにささっていない飴だけはありますか?」と問い合わせたところ、「去年はたまたま作ったのですが、今シーズンは予定がありません」とのこと。残念でしたー。

投稿: kozue | 2012-12-20 15:13

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