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2012-11-06

虎屋ギャラリー(赤坂)/お宝満載!吉田コレクション「蘇る 江戸〜明治の和菓子の世界」展

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「とらや」の“宝来袋”と“招福袋”。あえてしもぶくれを強調する角度から(笑)


今年も虎屋文庫資料展。毎回楽しみにしている「とらや」のイベントです。
今回はお菓子の描かれている錦絵、菓子木型、井籠、菓子絵図帳など、江戸から明治時代にかけての資料がたくさん展示されていて、興味深く拝見しました。
毎回配布されていた展示内容の小冊子にかわり、今回は図録「蒐める楽しみ 吉田コレクションに見る和菓子の世界」を販売。これがまた展示以上に充実した内容で読み応えあります。
タイトルからわかるように、展示された資料は企業や団体ではなく、和菓子研究家・吉田隆一氏個人の所蔵ということにびっくりです。どうやって保管しているんだろ(そっちか)。

さて、写真のお菓子は展示期間中に販売されているお菓子。紅白の巾着をみて、「あ、おでんくん」と思ったことは内緒ですが、なんとも微笑ましい形であります。
外郎製の生地に白小豆のこし餡−紅い“宝来袋”には白い餡、白い“招福袋”には紅い餡を包んでいます。
「なんか少しだけ風味が違うんだけど…」と原材料を見れば、“宝来袋”には生姜を使っていますね。うーん、生姜の香りには感じなかったなあ。
ちょっといいことありそうな気分になる、可愛らしいお菓子でした。


お宝満載!吉田コレクション「蘇る 江戸〜明治の和菓子の世界」展
開催中〜2011/11/30(金)まで 10:00〜17:30 会期中無休
虎屋ギャラリー:港区赤坂4-9-22 虎屋ビル2階(地下鉄赤坂見附駅より徒歩7分)
入場無料
 ※毎週月曜と11/10(土)、14(水)の10:30には展示解説があります。


とらや:港区赤坂4-9-22

和菓子

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コメント

案内が来たので行ってみようかと思ったところです。

今回は無料の冊子は有料になってパワーアップするようですね。 お取り寄せできるとのことなのでいずれとらやオンラインショップにでものせるのでしょうか?

江戸時代から明治時代にかけては和菓子が庶民に広がり発展した時期と思われるので興味があります。

ちなみに「おでんくん」というのはおでんの具の巾着のことでしょうか?

投稿: 笹団子 | 2012-11-08 20:45

★笹団子さん
吉田さんのコレクションを広くたくさん紹介したかったのでしょうね、図録の有料化は。個人でこれだけのものを集めるって、すごいことだと思います。
笹団子さんも楽しまれますように。

「おでんくん」はNHKで放送されたリリー・フランキー原作のアニメです。
http://www.odenkun.net/chara/index.html
巾着ですけど、、、おでんくんはおでんくんです(笑)

投稿: kozue | 2012-11-09 17:31

9日に行って来ました~、そして思った(どうやって保管してるんだろ…)。
招福袋は以前頂いたので、宝来袋と亥の子餅を獲得。生姜味はもうひと押し欲しいような。

じつは見てるうちに(興奮したか、食べ過ぎか)体調崩して、途中退場しちゃったのですが、また行きます。
だって講演会に当選した(4通出して一通当選の狭き門!)のだ。吉田隆一さんはご実家が製餡業だそうですが、お話がとても楽しみ。
ってここで報告することでもないですね・・。

投稿: あんころりん | 2012-11-12 00:34

★あんころりんさん
おからだ大丈夫ですか〜。どうぞお大事に。
やっぱり気になりますよね、保管方法(笑)。

なんと講演会にいらっしゃる! ぜひぜひその感想など伺いたいですわ。
ブログ更新を楽しみにしてまーす。

投稿: kozue | 2012-11-12 16:39

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