« 2012年9月 | トップページ | 2012年11月 »

2012年10月

2012-10-30

松乃屋(東青梅)/酒まんじゅう

121030_a
今日はいきなり断面。東青梅「松乃屋」の“酒まんじゅう”


とある休日の朝、降り立ったのは東青梅駅。バスを待つ間に駅周辺をぼんやりと歩いていると、開店直後で店頭にずらりと大福を並べたお店を見つけました。
121030_f
き、気になる・・・。

10分も経たないうちに戻ってくると、お客さんが3組ほど待っているし、大福はずいぶん減っているし、赤飯やみたらしだんごも並んでいるし。
買う。買うしかないでしょ、これは。

121030_b
“大福”

ぺちゃんとつぶれたふうな大福は、粒餡の白餅とこし餡の草餅の2種類。
なんでも、店先に積まれた薪で毎朝あんこを炊いているそうですよ。

さっそくバスの来る前に食べたのですが、草大福のよもぎの香りがとても気に入りました。
できたてのお餅はかなり柔らかいので、少し置いてから食べるほうがよさそうです。でも、家に持ち帰った大福は時間を置きすぎてしまい、固くなってしまったので、軽く焼いていただきました。これもまたおいしいのです。

121030_c
“みたらしだんご”

これもバス停で食べました。だってまだ温かくて我慢できなかったんだも〜ん。
やや甘めのみたらしあん、素朴な味です。

121030_e
ところで、ここがかなり重要ポイント。なんと大福@75円! みたらしだんご@65円!!
このお値段で、この味♪ 頭が下がります〜。
まだ朝9時台だというのに、お客の途切れるときがありません。すばらしいわ〜。

さて、わたしはやっと来たバスに乗って“しいたけもぎ取り”に出かけます。しいたけの生えっぷりに感激し、もぎ立てしいたけの味に感動し、大はしゃぎして東青梅に戻ってきたのが午後1時半ごろ。
そして再び「松乃屋」に向かうのです。なぜなら朝はまだ“名物 酒まんじゅう”ができていなかったので。

121030_d
酒まんじゅうは@70円!

これが一番好きっ!! お酒がほわ〜んと香り、素朴でしっかりしたおまんじゅうです。

大福はとっくに終わり、わたしの前でみたらしだんごが終わり、酒まんじゅう数個を残すのみでした。ああよかった、酒まんじゅうを買うことができて。

せっかくなので青梅駅近くの公園まで歩き、今年ももうシーズン終了間近なきのこを見て(とってもかわいい「ツチグリ」を発見!)、酒まんじゅうを食べました。
「今日はもぎ立て椎茸しか食べていないのに、なんだかお腹いっぱいだね〜」などと言ってみましたが、朝から大福に団子に饅頭がほとんど休みなく胃袋におさまっているおかげで、このあと胸焼けの嵐に襲われることを忘れてはいけません。


松乃屋:東京都青梅市東青梅2-11-2(JR青梅線東青梅駅より徒歩3分) ※定休日不明

和菓子

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012-10-23

ひなのやのポン菓子(愛媛県西条市)

121023_a
最近買ったお菓子“ひなポン(=「ひなのや」のポン菓子) はちみつミカン”


可愛らしいパッケージに惹かれて、久しぶりにポン菓子を買いました。愛媛県西条市の「ひなのや」のものです。
愛媛のお米と愛媛の伊予柑を使った、はちみつミカン味。懐かしい味がちょっとオシャレしたような、味も可愛らしいお菓子でした。


ポン菓子は、お米などの穀類を膨張させて爆(は)ぜさせることで食べやすく、消化が良くて栄養があって、食品添加物も使わない健康食品のようなもの。ちょっと調べてみたら、なんだか興味深いことがいろいろ出てきて、すっかりワクワクしてしまいました。

そのひとつが、1945年に福岡県で国産ポン菓子製造機が誕生したこと。それまでは欧米の製造機が使用されていたのですが、改良で製造機の安全性が高まり、軽量化も進んで、徐々に全国に広まっていったそうです。
そしてそのポン菓子製造機を開発したのが19歳の女性だったこと! 戦時中の食糧難に、こどもたちに栄養価の高いお菓子を食べさせたいと、そこにはたいへんなドラマがありました。ここでは書かないけど、わたしは感動しております。

さて、わたしは何の迷いもなく「ポン菓子」、幼い頃は「ばくだん菓子」などと呼んだりしていましたが、これまた全国でいろいろな呼び名があるそうです。
ポン菓子の「ポン」は、原材料の穀類が爆ぜる音、まあ実際はポンどころかドーンという雰囲気ですが、国産ポン菓子製造機の特許取得とともに「ポン菓子」の名が全国に広まったようで、それまでも各地でそれぞれの呼び名がありました。
とくに愛媛県では、おいり、パン豆、ドン豆、タンタン豆、ドンパン、パットライスなどなど、じつにさまざまな呼び名があります。ほとんどが弾ける音をあらわしていますが、パットライスはポン菓子の英語「puffed rice」が語源だと思います。

そんなことよりも驚いちゃっているのが、愛媛県の東予地区では「嫁入り菓子」「お嫁さん豆」「祝いパン豆」などと言われて、結婚式に配られていたそうなんです。
正確には、俵10俵ものポン菓子を嫁入り道具とともにお嫁さんが持ってくる。それを嫁入り先で小分けにしておくと、翌朝ご近所さんがもらいに集まってくる。
さすがに現在は家で結婚式をすることもありませんが、いまだに引き出物にポン菓子を入れることがあるそうです。なんだかいい風習ですねーえ。

・・・と、めずらしく(もないか?)語りすぎました。


「ひなのや」さんは2年前にオープンしたまだ新しいお店。ひいおばあちゃんの住んでいた空き家で自家栽培のお米を使って、愛媛の暮らしに関わりの深いポン菓子を作っています。ちなみに、お店のサイトでは「パン豆」の呼び名を使用。
いいものを残していく。ずっとずっと続いてほしいと思います。


ひなのや:愛媛県西条市丹原町高松925-2 木・金・土のみ営業
※調布パルコ5F「手紙舎」にて11/1(木)まで販売中。

和菓子

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2012-10-13

播州駄菓子と岩手の駄菓子と編みぐるみ和菓子店、あっちでぐるぐるこっちでぐるぐる〜渦巻きかりんとう

121013_a
播州駄菓子「常磐堂製菓」のかりんとう“渦巻き”
じつは“播州浪漫”という詰め合せ商品から渦巻きだけを拾い集めました。


いつだったか、かりんとうを食べながら「こどもの頃、ぐるぐる渦巻きのかりんとうを食べたよねぇ〜?」なんて話になりまして、あちこち探してみたのです。ところが、いろいろな種類のかりんとうを詰め合わせた中にぐるぐるが入っているものはあっても、ぐるぐるだけのかりんとうがなかなか見つかりません。

さて、よく見かけるかりんとうに「播州駄菓子」というのがありまして、これまた気になって調べてみると、どうやら「播州駄菓子=かりんとう」のようなのですね。そして江戸のやわらかくこねてふっくら揚げた生地とは違い、堅くこねてじっくり揚げるタイプが主流だそうです。
なんでも姫路藩が財政危機に陥ったときに、藩を立て直すために長崎に人材を派遣し、欧州人からかりんとう製造技術を学んで持ち帰ったことが播州駄菓子の始まりだとか。なぜ財政立て直しにかりんとう製造技術が有益だったのか疑問は残りますが、もうどうでもいいです、とにかく欲しかったのはぐるぐるだから。

ごりっと中身の詰まった堅こね生地と蜜の甘さが素朴な味わいでした。

常盤堂製菓:兵庫県姫路市船津町1788
 ※太子堂アトレ吉祥寺店にて購入。


その後、岩手あたりでは渦巻きかりんとうが豊富であるとの噂を聞きつけて東銀座へ向かってみると、播州のゴリゴリなぐるぐるとは違い、パリンとしたぐるぐるが待っていました。

121013_b
いわて銀河プラザで見つけたビッグサイズ渦巻き、天台寺駄菓子「姉帯製菓」の手作りかりんとう。
渦巻きかりんとう以外にもひねり菓子やみそぱんなど、地元で人気の駄菓子店だそうですが、中でもこの薄くて大きなかりんとうが名物らしいです。

121013_c
鮭の骨も粉末にして渦巻きに。「日進堂」の“鮭の中骨かりんとう”。
ふつうに甘いかりんとう、なのに後に残る鮭のあの独特な魚臭。笑っちゃったけど悪くはない、うん、たぶん悪くない。


姉帯製菓:岩手県二戸市浄法寺町八幡舘9-18
日進堂:岩手県宮古市実田1-5-17
 ※どちらもいわて銀河プラザにて購入。

和菓子

***

これだけみんなでぐるぐるされるとやっぱり編みたくなるわけで。
121013_x
編みぐるみ和菓子店のぐるぐる〜


播州のぐるぐるとほぼ同じ色の毛糸を探して作ってみたのですが、それではどうもそれらしく見えないのです。結局この色に落ち着きました。
ヒトの目(あるいは脳)って、不思議。

手作り感を出すために、まったく同じものができないようにがんばったのです。これくらいのサイズのものを同じに作らないのって、けっこう大変。そういう努力を運動不足解消に向けられないものかとも思う今日この頃。

編みぐるみ和菓子店“渦巻きかりんとう”

編みぐるみ和菓子店はこちらから。

***

そしてそして。とうとう4冊めです〜。
「編みぐるみ和菓子店」のフォトブックを現在【CLUB MyBook】にて公開中!

こちらからお楽しみくださいませ→編みぐるみ和菓子店 4

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012-10-09

山屋御飴所(長野県松本市)/板あめ

121009_a
松本「山屋御飴所」の人気商品“板あめ”


松本のにぎやかなあたりからは少しだけ外れた、かつて問屋街だったところに、ステキな飴屋さんがあるんです。
121009_b
1672年から続く「山屋御飴所(やまやおんあめどころ)」、米飴を作る飴屋さん。

121009_e
←古い木製の看板は明治のもの


「米飴」といえば、金沢の「俵屋」が有名ですが。
 →俵屋(金沢)/じろ飴(2008/1)

お米に麦芽を加えて作った米飴は、砂糖やはちみつと違ってゆっくり身体に吸収されるのです。朝は米飴がカラダにいいってことよね、きっと。

米飴に落花生を混ぜて板状に薄〜く伸ばした「板あめ」は、パリパリとした食感に落花生の香ばしさが相まって、お煎餅を食べているような錯覚に陥ります。そうなると、ついつい2枚めに手が伸びてしまうのです。ああ危険なお菓子だ。


やはり人気商品で“引ネキ飴”というのがありまして、サクサクしてふわっと溶けるというその飴をいつかいただきたいと思うのですが、気温が低く乾燥した季節限定の商品のため、今回は買えませんでした。今年は気温が高いので、10月の終わり頃からかな〜とのことです。

そうそう、ステキなお店の向かいにはわりと新しい工場がありまして、タイミングよく飴を作っていたら見学もできるそうです。いつか見学したいわ〜。

121009_c
こちらがすべての原料となる米飴“堂々水飴”。

堂々、という名前がいいですね。
お店では牛乳に混ぜて飲む「堂々ミルク」をおススメしています。ちょっと“ミルキー”をやんわりとおとなしくさせたような味わいですよ(わかるかな〜)。

まろやかな甘みはお料理にも便利です。わが家ではお月見の夜の(台風だったけど)お団子のみたらし餡に、お砂糖に代えてこの堂々水飴を使いました。きんぴらにも、煮物にもひとさじ。


121009_d

ところでお店の屋根の左右、看板の上あたりに遠くを見つめるカエルがいます。
戦時中、松本市内の飴屋が共同で生産した米飴(たぶん棒状にしたもの)を、日本兵に携行食として支給していました。ということでじつは“堂々飴”という名前は兵の行軍をイメージしてつけられたもの。
屋根の上のカエルは「兵が無事に帰るように」との祈りを込めて、その当時置かれたものだそうです。


山屋御飴所:長野県松本市大手2-1-5(JR中央本線、篠ノ井線松本駅より徒歩10分) 水休

和菓子

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2012-10-04

ゼルコバ(立川)/バターナッツかぼちゃのパンとトマトのピタパン

121004_a
立川市「ゼルコバ」の“バターナッツかぼちゃのパン”(山)。
ほかに<小丸>もあって困る、いや迷う〜・・・結局両方買いました。


9月のお彼岸はやはり「ゼルコバ」経由でお墓参り。
今回の季節のパンは、大好きなバターナッツというかぼちゃを練り込んだパンです。しっかりかぼちゃ味。かぼちゃのそのままの甘みを感じます。
カフェメニューのスープもバターナッツでした。

121004_b
“トマトのピタパン”

外で販売されている鈴木農園のきゅうりをたくさん詰めていただきました。しゃきっとした歯ごたえのきゅうりと、トマトの香るピタパン。贅沢だな〜。

行った日は昼から暑くなりましたが、夏の“野菜カレーパン”が販売修了間近と聞いて、また秋が近くなったと感じたのでした。


※前回のゼルコバの記事はこちら→ゼルコバ(立川)/ほうれん草マフィンとみかんクリームサンド(2012/4)
 ゼルコバの記事、右の「サイト内検索」で“ゼルコバ”と入力して検索していただくと、ずらずら〜っと出てきます。


窯焼きパン工房ゼルコバ:東京都立川市西砂町5-6-2(西武拝島線西武立川駅より徒歩15分) 火水木休


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012-10-02

小松パン(長野県松本市)の玉子パン

あ、忘れてた。昨日の記事ですっかり締めたつもりの「小松パン」ですが。

121002_a
松本「小松パン」の“玉子パン”


これ好きなのよ〜。
121002_b
この“玉子パン”と“牛乳パン”は、商品名をプリントされた専用の袋入り。別格ということでしょうか。


※小松パンの過去の記事はこちら
小松パンでふんわりと甘いパンをいただく(2012/10)
小松パンでフランスパンを甘〜くいただく(2012/9)
どうにもこうにも小松パンが好きっ!(2012/9)
小松パンが好きだ!(2011/7)
パンセ小松の甘系パンに笑いが止まらない〜(2009/9)


パンセ小松:長野県松本市大手4-9-13(JR中央本線、篠ノ井線松本駅より徒歩15分) 日祝休

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012-10-01

小松パン(長野県松本市)でふんわりと甘いパンをいただく

今回はシベリアに会えなかったので。
121001_a
“カステラサンド”

ふんわりパンにイチゴジャムとカステラとバタークリームをサンド。
持てばずしりと重量感がありながら、食べればふんわりと軽く。でもこのイチゴジャムは、がつんと甘いです。

ジャムつながりで、これは何の形でしょう?
121001_b
“バナナン”
121001_c
そう、バナナのジャムパン。
バナナのジャムって食べた記憶がまったくないのですけれど、ものすごーく懐かしく感じてしまう不思議な味です。

餡やクリームに比べて、ジャムはしっかり甘いと思いました。


121001_d
“きなこあんぱん”は手割りの断面ですけど、餡の下にしっとり練られたきなこがあるの、わかりますでしょうか?


121001_e
“かぼちゃあん平”は平たいかぼちゃあんぱん。
121001_f
平たくするのに意味がある! と膝を打ちたくなる、生地とかぼちゃ餡の一体感〜。


ほんとうに楽しい小松パン!
このほかにも、小松パンと言えばの“牛乳パン”“味噌パン”、お豆大好き“大金時パン”など、もちろん楽しんだわけですが、そちらは過去の記事をご覧くださいませ。
あ、けっこう息切れしちゃったの、バレてますか(笑)。


※小松パンの過去の記事はこちら
小松パンでフランスパンを甘〜くいただく(2012/9)
どうにもこうにも小松パンが好きっ!(2012/9)
小松パンが好きだ!(2011/7)
パンセ小松の甘系パンに笑いが止まらない〜(2009/9)


パンセ小松:長野県松本市大手4-9-13(JR中央本線、篠ノ井線松本駅より徒歩15分) 日祝休


| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2012年9月 | トップページ | 2012年11月 »