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2012-06-20

仙台駄菓子 その1〜山益屋のドクキノコにしびれる

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「山益屋」名物(?)“きのこあめ”


半日で仙台駄菓子ばかりを求めてきました。訪れた5軒のうち、まずご紹介するのは「山益屋」。一番好きな駄菓子屋さんです。

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駄菓子6種詰め合せときのこあめ。


仙台駄菓子とは江戸時代から300年以上も続く、どちらかといえば子ども向けの素朴なお菓子ですが、じつは「仙台駄菓子」と呼ばれて見直されるようになったのは昭和30年代に入ってからなのだそうです。
そして今回の「山益屋」は昭和30年代に創業した‘若い’駄菓子屋さん。
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こんな風情のお店が、知らないと不安になるほどの住宅地にぽつんと現れますけど若いんです。

陳列棚には“きのこあめ”とありましたが、袋の商品名は
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“ドクキノコ”(笑)。
ニッキの味がビリビリっときいて、ニッキを苦手とする家人にとってはまさに毒きのこ!
ご主人の遊び心でニッキ飴をきのこの形にしてお客さんにサービスしていたところ「お友だちにも配りたいから商品化してほしい」と人気になったのですって。

ニコニコと感じの良いご主人と奥様の応対が楽しくて、いつまでも話し込んでしまいたい気分でしたが、午前中にあっちこっち巡りたいので泣く泣くお店を後にしました。

(参考)民芸品の並ぶ店内の様子などはこちらの記事に。
 →@nifty:デイリーポータルZ:ビリビリ来るぜ!ドクキノコあめ

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ウサギダマ、マコロン、シオガマ
スアマ、キナコネジリ、ワッコ

“キナコネジリ”は青々としたうぐいすきなこの作り立てを入れてくれました。
“シオガマ”がクルミ入りなのはちょっとめずらしいのでは。

駄菓子はこれまたかなり好みの味。個人的には“シオガマ”以外はどれも飛び抜けて好きな味です。やや苦手な“マコロン”もとてもおいしく。
今回はいろいろ並べて食べたので、他店との微妙な違いを感じることができたのですが、こんなにも山益屋贔屓になるのは思うに「山益屋のお菓子って昭和の味なのではないかしら」。いつもながらとてもわかりにくい表現でスミマセン。


山益屋:宮城県仙台市宮城野区小田原2-6-9(JR東日本 仙台駅より徒歩15分) 日休

和菓子

***

仙台に行ったのは、震災で大きな被害を受けた七ヶ浜町でのボランティア活動の帰り。2日間、砂浜に打ち上がった瓦礫や海藻の片付けをお手伝いしてきました。
見違えるように片付いたあとを見ると「人の力ってすごい」と感じるけど、同時に「これだけの人が集まってやっとこれだけ」と切なくもなります。
大きな瓦礫は撤去されたものの、撤去された瓦礫の巨大な山、土台や門柱の痕跡だけが残る住宅街の跡地に改めてショックを受けました。畑も掘り返すたびに細かい瓦礫が出てきて、なかなか元には戻らないそうです。
これからも被災地の再生を祈り続けます。

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m.宮城県のいろいろ」カテゴリの記事

コメント

お疲れ様です、ボランティアすごいです。そのようなエネルギーを使う場所に行かれて、なお、お菓子屋さん、しかも仙台駄菓子のお店もチェックされるなんてすごいです。
このような和菓子は貴重ですね。
本当、仙台駄菓子もすたれてしまうとか聞いていましたが
時代の新しい方が残していくのでしょうかね。
本当に素朴でおいしいお菓子。
しかも、ドクキノコとは、さすがです。
ニッキ飴とか、ニッキの木とか子供のころお菓子屋さんで売ってて
食べ過ぎると良く頭が痛くなった気もあります。
中毒になるのですかね。
面白いです。

ボランティアとか行動にうつされる方は本当に頭が下がります。

投稿: yottyan | 2012-06-20 18:51

実は5月の青葉祭のときに仙台まで行ってきました。

仙台は戦災のせいか?中心部の一番街にあまりお菓子のお店が無くてどこにあるのか?と思いましたが住宅地に散在しているようですね。
駄菓子は昔からの住宅地、洋菓子は新興住宅地にあるのかもしれないですね。

仙台駄菓子は基本的には個々の商品は同じなんでしょうけど店によって名前が違ったりしているようですね。

投稿: 笹団子 | 2012-06-20 20:21

★yottyanさん
「仙台駄菓子」として残していこうと昭和30年代になってから立ち上がったのは、どういう経緯なのか調べていませんが、昔から続く店が当たり前のように続けるだけでは残っていかないということなんですよね。
ニッキにはいろいろな効能があるようですが、飴でもいいのかしら?
ボランティアは減っているといわれていますが、それでもわたしが行った土曜は300人、日曜も150人を超える人が集まりました。


★笹団子さん
そうですね、駄菓子屋さんは中心部にありませんね。エスパルと三越には集まっていますが(そういうことではない)。
仙台に限らず地域ごとの○○駄菓子って、商品は同じでも(もちろん名前が違うこともありますが)やっぱり味はお店ごとに違うなあ〜と、今回端から食べてみてよくわかりました。

投稿: kozue | 2012-06-20 21:52

連投失礼します。

七ヶ浜でのボランティアお疲れ様でした。
ご存知でしょうが、災害廃棄物(被災財と呼ぶ人もいます)は人手で細かく仕分けされて処理されるそうなので時間がかかるようですね。 復興計画や昨年のハエの大量発生に自然発火と現地では一日も早い処理を望まれているとのこと。

私も宮城県亘理町と福島県いわき市で津波に流された跡を見ました。 一日も早い復興を祈っています。

ちなみに7月に入って宮城県石巻市から青森県八戸市へ被災地の様子を見に行く予定です。 諸般の事情で水戸、いわき、仙台の様子を投稿できずにいますが次回は投稿して皆様の理解につながればいいかと思います。

投稿: 笹団子 | 2012-06-20 22:14

お疲れさまです。頑張ってますねー、さすが。
七ヶ浜町は100人以上が亡くなり、行方不明の方もおいでなんですね、恥ずかしながら知りませんでした。多賀城市と塩竈とトライアングルになる地域ですからさぞ深刻な被害だったのでしょう。

>見違えるように片付いたあとを見ると
すばらしい!人の手の力は小さくて、なかなか短い時間で目に見えるような結果を出すのが難しいと思いますが、参加された活動は相当な大人数が集まったのでしょう。町民の方もおそらくボランティアが多数集まったのを目の当たりにして、より前向きになられると思います。何よりきれいに片付いてよかった!

昭和30年代に開業した駄菓子屋さん。初耳です。なんか楽しそう~。はなから仙台駄菓子専門だったのかしらん。
そうそうすあま。これって焼くとまたオツな味なんですよね。谷中のゆべしやで何故だか扱ってるんです、仙台駄菓子のすあま。

ワタシは・・いつも利用するボラバスが故障中でどうしたもんか、と思案してます。今月は(個人的に)お手伝い開始一周年だから、ぜひとも行きたいのですが。長く続けるにあたっては旅費とも相談しつつ、てところもあり。
なんであれ(忘れてはいけない)、と日々言い聞かせてます。

投稿: あんころりん | 2012-06-20 23:56

★笹団子さん
どこかの工場などから流れてきたと思われる、小さな小さなプラスチック材がたくさんありました。それをひとつひとつ拾っていくのです。梅雨に入り傷み始めた海藻から砂を落とすのも一苦労でした。とにかく時間のかかる作業が、まだまだいっぱいです。
最近は理解を深めるための瓦礫処理場の見学ツアーもあるそうで、かなりしっかり分別が行われているようです。
仮設住宅にお住まいの方の「もうすぐお祭りなの。また来てね」という言葉が胸に残ります。

投稿: kozue | 2012-06-21 15:31

★あんころりんさん
被害が大きくたびたび報道された閖上地区も通りました。ほんとうに言葉を失います。
きれいに片付けた砂浜も、海が荒れればまた瓦礫が流れ着くわけで。集めた海藻もこれからは腐敗の進むのが早くなります。先日の台風の影響も心配です。
とにかく行ってよかった。何度も足を運ばれているあんころりんさんには改めて敬意を表します。

ところで山益屋。きっとあんころりんさんはお好きだろうと思いますよ〜ご夫婦の人柄も、店内のあやしい民芸品も(笑)。なにより実際作っていらっしゃるご夫婦とお話しできますから。それに包装紙とシールもかわいらしくて、逆に「なんで?」と思ったくらい(失礼!)
昭和50年頃の新聞記事があって、もしかするとそこに駄菓子屋さんを始めた経緯などあったのかもしれませんが、時間がなくて読まずに出てきちゃいました。それが残念。
すあまを焼く!? 知りませんでした! 今回は小さな詰め合せばかり買ってきましたが、すあまが入っていたのは山益屋だけです。

投稿: kozue | 2012-06-21 15:51

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