玉井屋本舗(岐阜)/やき鮎
岐阜市「玉井屋本舗」の“やき鮎”
もう6月になるんですね〜。薄く焼いたカステラ生地で求肥を鮎のかたちに包んだ「鮎菓子」が出始めました。
当ブログで以前紹介した鮎菓子はこちら。
→大極殿本舗(京都)/若あゆ と編みぐるみ鮎(2008/7)
さて岐阜のお菓子といえば、個人的には中津川の「栗きんとん」の印象が強いのですが、岐阜エリアでは長良川の鵜飼いにちなんだこの「鮎菓子」が古くから親しまれているのだそうです。
それでこんなキャラも生まれちゃってるの。
→ひあゆ丸 ぎふの「いいもの・いい処」をPR
このひあゆ丸、顔は鮎菓子で、いつも鮎菓子持ち歩いてますよ。なんだかかわいくて、うっかり夢中になって、YouTubeの動画に釘付けですよ(笑)
→ひあゆ丸のホームページ
1908年創業「玉井屋本舗」の創業者が、カステラ生地で求肥を包む鮎菓子“登り鮎”を初めて岐阜にもたらしたのだとか。
でも今回ご紹介するのはその鮎菓子ではなくて、“やき鮎”。
生地は卵、砂糖、小麦粉に山芋を加えて水を一切使わずに練り上げたもの。中が空洞になっていて、薄〜い卵煎餅のような、あるいは平べったい卵ボーロのような、そんな味と食感です。
型抜きして乾燥させてから焼き上げることで、このさくさくかりかりした食感になるそうですが、こういう食感はクセになりますとてもキケンです。
ひっくり返してみたけど、ラッコじゃないから。
御菓子司 玉井屋本舗:岐阜市湊町42番地 水休
※三越多摩センター店B1F菓遊庵にて購入。
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コメント
この時期に多い鮎のお菓子というとカステラ生地で求肥とあんを包んだものが多いのですが、本場の岐阜では焼き菓子もあるんですね。
知らない人が見たら「高級なおっとっと」とか言いそうですが・・。
玉井屋本舗がある地区は長良川の鵜飼で名高いところなんですね。
周辺には老舗旅館があって、鵜飼を見てゴージャスな一夜を過ごしたいなどと思いました。
投稿: 笹団子 | 2012-06-05 22:21
★笹団子さん
確かに、甘いけど「おっとっと」な雰囲気もあります(笑)
鮎は季節モノなので和菓子ではいろいろ登場しますが、鵜飼もあって地元との関係が深いだけに、こういったお菓子もできたんだと思います。
今後の旅の参考になりましたでしょうか?
投稿: kozue | 2012-06-05 23:46
ひあゆ丸、はまる~~。
なんでダイエットしてるんだ、ひあゆ丸。
ひあゆ丸の唄の作詞と監修、"鼻垂れ小僧"ってのもなかなか。
掘れば掘るほど出てきてとまらない、ツッコミどころ。
そもそも和菓子の化身?のゆるキャラってのも、親しみがわきます。
しかし 岐阜で鮎菓子名産とは知りませんでした。
玉井屋のカステラ、かなり美味しいので不思議だったのですが、あと松風がウリってのも。これで全部合点がいきました、情報ありがとう。
そうそうハワイに持って行っておやつにしてた思い出があります、やき鮎。
投稿: あんころりん | 2012-06-06 23:15
★あんころりんさん
あんころりんさんもはまりました?
どちらかといえば地味な和菓子なのに、よくやった! という感じ〜(笑)
鵜飼って、鵜のほうにばかり気を取られてしまうのですが、メインは鮎ですよね。
それにしても鮎のお菓子がいくつもあるって、それだけ鮎が身近なのかと新たな発見でした。
投稿: kozue | 2012-06-07 16:15