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2010-10-10

小松屋本家(愛知県知立市)/あんまき と 筒井松月(名古屋)/あやめ団子

今回は、JR名古屋タカシマヤでのお買い物の話。

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気に入ったーっ! 「小松屋本家」の“あんまき”


旅行前にJR名古屋タカシマヤ「銘菓百選」のウェブページをよくよく眺めておりました。ああー新宿や日本橋のタカシマヤにも、こんな情報提供を望むのだわーと思いながら。
東海地区のお菓子で何かステキなものはないかしら〜と見ていくと、あったんですよ、日替わり入荷銘菓のところに。

そんなわけでひとつは知立(ちりゅう)名物だという「小松屋本家」の“あんまき”!(知立市がどこにあるかも知らないけど)
たっぷりの餡をパンケーキのような生地で包んだ“あんまき”は、和菓子屋さんのワッフルを思わせる味わい。もともと焼き皮だけを二つ折りにしていたものを、1889年頃に餡を入れてみたら評判になって、以来愛され続け、現在も手焼きしているというお菓子です。
タカシマヤでは3本入り(粒餡2本、白餡1本)450円の販売なのですが、ずっしりとたいへんなボリュームでした。15センチ近くあったかな〜わたし、ばかみたいに元気なときじゃないとひとりで1本は食べられません〜。

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餡は粒餡と白餡。

かなり気に入ってしまったのですが、でも焼きたてを食べてみたいわぁ。。。と思ったら、レンジで温めてからオーブンで焼くと焼きたてに近くなるのですって。はい、その方が幸せ度がグンと高くなります。


小松屋本家:愛知県知立市西町西83番地
 ※JR名古屋タカシマヤ銘菓百選にて購入。木、日曜入荷。

***

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「筒井松月」の“あやめ団子”


あやめ団子というのは、だんご串の先端をたてに裂いた先にだんごをさしてアヤメの花に見立てるとか、紫色のこし餡をアヤメの色と表現するとか、調べてみると日本のあちこちにいろいろありまして、中にはみたらし団子をあやめ団子と呼ぶところもあったり。
とにかく、JR名古屋タカシマヤ「銘菓百選」の日替わり入荷銘菓にあった「筒井松月」の“あやめ団子”が気になったのです。

白3本、抹茶2本の計5本入りで680円。おだんごは球状ではなく棒状に伸ばしたものをカットした円筒形で、それを5個ずつ串に刺し、こし餡で挟んであります。写真を見ても、ね、おだんごがこし餡に挟まれているでしょう?

甘みのあるおだんごはこしがなくふんにゃりと柔らかい。半日経っても柔らかいままでした。こし餡はくどさがなくさらりとしています。柔らかいおだんごと軽い餡の組み合わせは、オソロシイことに2本くらい軽くぺろりと食べられてしまうのでした。いやー恐ろしい。
原材料に「塩」の表示がなかったのですが、たしかに塩をつかっていなさそうな甘さです。うまく表現できないけど。

偶然にもさっき知ったのですが、10/16(土)に新宿タカシマヤ銘菓百選に入荷するんですね。


筒井松月(松月餅菓子本舗):名古屋市東区筒井2-2-4
 ※JR名古屋タカシマヤ銘菓百選にて購入。水、土曜13時頃入荷。

和菓子

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コメント

ええと、たぶん、名古屋の人は大あんまきといえば「藤田屋」しか知らないと思います。

そして藤田屋といえば本店で出している「天ぷら大あんまき」がスゴいのです。レシピはご想像の通り「大あんまきを天ぷらにした」それ以上でもそれ以下でも無いのですが、ひとくち食べて「あら意外にイケルじゃない」の一瞬の後にくる「く、くどい」感覚が、自分を鍛えるにはうってうけ。

コレはある意味オススメです。
出来立てを食べるのがオススメです。

投稿: じろまるいずみ | 2010-10-12 21:26

★じろまるいずみさん
ええっ! 藤田屋しか知らない、ですと!?
たしかにあんまきを調べたら藤田屋の名前はたくさんでてきて、天ぷら大あんまきがスゴイというのも伝わってきましたが、本家より有名とは・・・。いろんな意味でやっぱり名古屋は深い。
揚げ饅頭をうんとボリュームアップした感じと想像します。なんか食べたときの自分の反応が目に見えるようです。

投稿: kozue | 2010-10-12 22:52

知立は名鉄特急が停車するので三河地方ではちょっとした町みたいですね。 位置は岡崎と有松絞りの有松の中間らしいです。

この町の歴史と小松屋本家については和菓子街道さんがくわしいです。
http://www.trad-sweets.com/wagashikaido_9/pg72.html

投稿: 笹団子 | 2010-10-14 21:24

★笹団子さん
そのページ、わたしも読んでいました。「大あんまき」も「あんまき」も同じものらしいのにふたつの呼び名があるのはどうして? の謎をそこで解決〜♪
上のいずみさんのコメントでも「大あんまき」って普通に出てますものね。

投稿: kozue | 2010-10-15 16:37

ホントだ。確かに私は何のためらいもなく「大あんまき」と呼称していますね。違うとは夢にも思っていなかったです。

藤田屋は店舗数も多いし、気がつけばしょっちゅう催事に出くわすし、CMもやってるしで、へたしたら藤田屋以外の大あんまきを見たら「亜流」「後追い」「二番煎じ」と感じる名古屋人はいっぱいいそうです。

そういえば名古屋人が社内旅行や町内会、子供会等の旅行で、東の方にバス旅行するような時は、帰りに藤田屋に寄るのがデフォルトだったという話も聞いたことがあります。
そうやって刷り込まれているのでしょう。
マクドナルド作戦と同じだ〜。

投稿: じろまるいずみ | 2010-10-16 17:41

★じろまるいずみさん
自分の方が本家なのに、声高に叫ぶでもなく(店名は「本家」と名乗ってますが)、ひたすら本家の流儀であんまきづくりをしているところにものすごーく好感持ってしまいました。
こんなに名古屋モノが東京進出している昨今、藤田屋は進出を考えていないのでしょうか。。。

投稿: kozue | 2010-10-16 21:12

ううううううむ。深すぎる。コメントのやりとりにのめり込んでしまいました。
大あんま機は最初の変換。
えっと。大あんまきもあんまきも一度たべてみにゃーなるまい。というのが結論です。今からネット検索してやるう。

そんな話のあとですが。
あやめ団子同じパック入りを試してみました。
半日どころか私には3日目がちょうどよいくらい。
世の中柔らか団子が好きな方が多数派だと再確認です。
もひとつ。
名古屋タカシマヤのWeb情報ありがとうございます。
いやはや目が離せないくらいに誠にリッパです。
東京も見習えばよいのにねえ。

投稿: あんころりん | 2010-10-18 17:53

★あんころりんさん
ふっふっふ。大あんま器(と変換された)否、大あんまきは未食ですが、とにかくあんまきの焼きたてはあんころりんさんが「食べなくてはならない」お菓子だと断言します(笑)。
あやめ団子のやわらかさはわたしもいろいろ考えさせられましたよ(大げさ)。
それでね、それなんですよ。お菓子以上に強調したいくらいなのが名古屋タカシマヤの銘菓百選情報の充実ぶり。もちろん扱う商品数が違うという言い分もあるでしょうけれど、あれこそがウェブを使う意味のある情報だと思うのです。新宿店の「来たら教えてあげる」的な紙情報より、よっぽど安あがりに集客できそうな気がするのですけれど。

投稿: kozue | 2010-10-18 18:09

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