甘精堂本店(青森)の、ちょっとめずらしい羊羹
ちょっとクリスマスカラー? 羊羹ですけど。
すっかり忘れておりました、青森土産がもうひとつ。「甘精堂本店」の羊羹です。さて、このきれいな赤と緑、ナニ羊羹でしょう?
答え、“かしす羊羹”(左)と“昆布羊羹”。
まずは昆布羊羹からいきますか(笑)。
これ、少し心構えが必要です。というのも想像以上に昆布。ものすごい昆布味、というかいい意味で昆布臭。
でもとても甘い。
ストレートに昆布の味する昆布羊羹ですが、気持ちはかなり複雑になりました。まるで佃煮のような、いやそれにしては甘すぎるではないか、やはりお菓子だもの、だがしかし昆布すぎるほど昆布だ、この味はどこかなにかで、、、ああ佃煮か、いやそれにしては・・・こんな感じで。
昆布好きな人はとても好きだと思います。それくらい昆布なのだもの。
以前、江ノ島あたりで“海苔羊羹”を食べたときは思いのほかさわやかでよいと思いました。同じ海藻と思ってかかりましたが、海苔と昆布はまた少し違った味わいです。
そこへいくと、白あんに青森特産の黒房すぐりとカシス酒を加えて練った“かしす羊羹”はふつうに<お菓子の味>がしてほっとします(笑)。
色もきれいだし、酸味と甘みのバランスがいいと思います。
「甘精堂本店」は青森の老舗和菓子店。おそらく青森の「とらや」的存在と想像いたします。商店街の中にあって、なかなか重厚な店構えでした。
で、この昆布羊羹は東京のタカシマヤなどでも買えるらしいのです。
甘精堂本店:青森市新町1-13-21
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コメント
恐らく、昆布羊羹は昔からのレシピをそのまま今でも使っていると思います。 昔の羊羹は甘かったでしょうから。
一方、カシス羊羹は最近開発されたもので今風の甘さのレシピになったと思います。
しかし、羊羹って色々あるんですね。
投稿: 笹団子 | 2009-12-12 19:59
★笹団子さん
そうですよね、青森だからかな〜なんて思ってもいたのですが、昔の羊羹はきっと甘かったのでしょうね。それがお菓子らしさでもありますが。
地元の名産を使ったお菓子はいろいろありますが、海産物を使うのはとくにおもしろいと思います。
江ノ島の海苔羊羹も意外なおいしさでしたが、鳥羽の青のりマドレーヌもおいしかったですよ〜。
投稿: kozue | 2009-12-12 21:22
kozueさ~~ん☆
クリスマスな羊羹~~☆!!!
やっぱり、kozueさん。目の付け所が(笑)ちがう!!☆
いいわ☆!これ。
カシス。って、斬新。
昆布。ってミステリアス。
ほんと。2度楽しめます☆うんうん♪
投稿: rossa | 2009-12-16 23:13
★rossaさ〜〜ん☆
目はちゃんと前を向いてついているはずなんですが(笑)。
そう、ミステリアス、昆布。かなり<おもしろがって>食べた羊羹でした。
投稿: kozue | 2009-12-17 11:08
そうなの、タカシマヤではないけど日本橋三越でひとくちサイズの昆布羊羹を購入した経験あり。昆布飴の羊羹版ってかんじだった気もします。昆布も悪くないけど私も江ノ島羊羹の方がずっと好き。
カシス羊羹の色きれい。昆布羊羹と一緒に撮るとどちらもとってにオシャレ~なかんじ。
甘酸っぱい羊羹、中村屋のアンズ水羊羹で育った私は子供の時から好きなのです。
投稿: あんころりん | 2009-12-18 00:44
★あんころりんさん
昆布飴の羊羹版! なるほどね〜。
どちらも色がきれいで、並べてみたらずいぶんおしゃれですよね。カシス羊羹はもっともっと押してもいいのにーと思いました。
あ、アンズ水羊羹で思い出しちゃったぞ。甘いっ子の羊羹がまだ達成できずにいたのでした。
投稿: kozue | 2009-12-18 16:47