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2009年3月

2009-03-25

ドリアン(広島)/砂糖をつかわないドライフルーツケーキ

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広島「ドリアン」の“砂糖をつかわないドライフルーツケーキ”


アンガールズ、パフューム、ユニコーン、、、はすらすらと言えるのに、どうしても思い出せない名前があるのです。
「ドリアン」。
こんな簡単なお名前を思い出すために、何度も友人からのメールを検索したり、去年の雑誌のパン特集記事をめくったりしています。
どうしてわたしはカタカナに弱いのか。このもどかしさを克服するためには、そうだ、自分で注文してみればいいのだ。

というわけで、広島からどどどーんと届いた「ドリアン」のパンの数々、まずはお菓子から紹介します。
写真の“砂糖をつかわないドライフルーツケーキ”は、焼酎漬けのいちじく、杏、プルーンなどのドライフルーツやナッツがざくざく入ったステキなお菓子です。甘みは素材の甘さのみ。でも奥の深〜い味わいです。

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“オーバル・ド・カンパーニュ”は気泡が大きめ


素材は国内産小麦粉と塩、自家製天然酵母と水だけというシンプルさ。それを薪を燃やす石窯で焼いています。
近ごろのパン人気から見れば、なんとも素朴でおしゃれとはいえないパンですが、これがとてもカッコいい。すっかりファンになりました。
噛みしめた感じが、しみ〜っというかみし〜っというか(笑)、そんなふうに生地が歯にあたり口の中に馴染んでいきます。こういう食感をかつて知人は「しなみ」と表現した。その「しなみ」加減が心地よいのです。

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“ケシの実”はたっぷりの黒ケシが香ばしい〜


驚きなのは「1週間は冷蔵庫保存で」ということ。それ以上の保存は冷凍です。
もう廃業した近所のパン屋のおじさんにもよく「冷蔵庫に入れてね」と言われて、パンを冷蔵庫に入れるなんて〜とせっせと冷凍しておりましたが、冷蔵してもその風味のかわらないパンってあるのですね。というより日ごとに味わい深く変化しているように思います。
週末辺りから冷凍保存したパンが食卓に並びます。それもまた楽しみ。

ドリアンのパン、つづく・・・。
(ちなみに、アンガールズ、パフューム、ユニコーン、ドリアン。共通のキーワードは「広島」でした。)


deRien ドリアン:広島市南区堀越2-8-22 月火休

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2009-03-17

清寿軒(日本橋)/どらやき

お取り寄せどら焼き。

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江戸時代から続く「清寿軒」の“小判どらやき”。
あーそれ以上笑ったらはみ出るからね。


思い返せば、雑誌記事で「清寿軒」の名を知り、いつか食べようと心に誓ったのが2001年4月。その後もときどき思い出しつつも機会がないまま、あんころりんさんのブログでお取り寄せ可能と知ったのが2006年4月。あこがれ続けた5年間の思いに終止符を打ち、さっそく5月にお取り寄せ。
以来、大好きなどら焼きです、「清寿軒」の“大判/小判どらやき”。

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こちらは“大判どらやき”。直径10センチ弱。


はちみつをたっぷり使った時間が経つごとにしっとりと風味の増す皮と、手をかけて炊かれた餡の組み合わせが、どうにもこうにもわたしのツボです。
大判と小判は大きさが違うだけでしょー? と言うなかれ。あんこたっぷりの小判は餡の甘みがカラダにしみていくようで、はちみつの焦げた香りもたっぷり楽しめる大判はすぐに元気が出るようで、その日の気分によって手の伸びる先も違います。元気いっぱいなら両方食べでもいいけどさ。

そして何より、ブラックコーヒーとの相性が抜群のどら焼きであるっ! と思うのですがいかがでしょうか。

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大判の断面


写真は昨年末に購入したときのもの。
最初はその大きさと重さに感激した大判も、いまはすっかり見慣れてしまったけれど、いつでもありがたくおいしくいただいております。

家人の実家へ贈ったときに「なんかすごいものが届いたけどー」といわれましたっけ。そう、すごいんです、
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箱が。圧倒的というか威圧的というか(笑)


※例によってあんころりんさんの記事では切ったりはがしたり積んだりはみ出したりでした。
 →アブない小判どら焼きワイルドはみ出し派 日本橋清寿軒のどら焼きと栗まんじゅう


清寿軒:中央区日本橋小舟町9-16(東京メトロ日比谷線、都営浅草線人形町駅より徒歩5分) 土日祝休

和菓子

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2009-03-06

桃林堂(青山)の上生菓子 と編みぐるみ椿餅

桜の前に
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青山「桃林堂」の“赤かぶ”、11月中旬から2月中旬までの販売


以前からとてもとてもあこがれていたお菓子に、先月やっと出会えました。「桃林堂」の上生菓子“赤かぶ”。
白くかわいらしいかぶは薯蕷練切、中からあらわれた鮮やかな赤い餡はビーツで色をつけたものだそうです。どっきりするような色ですが、着色料ではありません。
ビーツとはボルシチに入っている、スープを真っ赤に染める赤いかぶ。水煮缶ではそれほどでもないけれど、実際こんな濃い色をした大地の味がするお野菜で、わたしもときどきお料理に使います。
ビーツ特有の香りを感じつつもさわやかな味わいでした。

桃林堂は“小鯛焼”や“五智果”が有名で青山と上野にお店がありますが、実は大阪に本店のある和菓子店。今年に入って桃林堂のお菓子を続けていただきまして、あらためてファンになっております。

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“かぼちゃ”はかぼちゃの実と皮をそれぞれに裏ごしして再びかぼちゃの形に。当たり前だけどかぼちゃの味がするー。10月から3月まで。


2月に入ったとたん、あちこちの和菓子店に「桜餅」が並んでいましたが、2月に桜は早すぎないか〜あ? 桜の前に、椿でしょうーと思っておりました。桜餅よりずっと歴史が古いのに意外に「椿餅」を扱うお店って少ないのですね。
「源氏物語」にも記述があって日本最古の餅菓子ともいわれる「椿餅」ですが、もともと黒っぽいお餅だったという説もあります。現在は道明寺餅で餡を包んだものが多くありますが、餡を包むようになったのはずいぶん後になってからのこと。

虎屋」の椿餅は古代のものをイメージしてニッキ入りの黒っぽいお餅になっているので、それを知ったニッキ苦手な家人の「虎屋の椿餅だけは勘弁してーーー」という要望にしたがい、桃林堂の椿餅。
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白くやわらかめの道明寺餅にピンク色に染めた白こし餡。2月販売。

実際の花は桜よりも椿の方がずいぶんと長く楽しめるのですが、お菓子は短い期間、限られたお店でしか味わえない椿餅でした。

ああそして3月に入って近所のスーパーにはもう柏餅が並んでいます。なんだか少し悲しい。


桃林堂(青山店):港区北青山3-6-12 みずほ銀行ビル1F(東京メトロ千代田線、銀座線、半蔵門線表参道駅よりすぐ) 1/1〜3休

***

編みましたのよ、椿餅♪
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椿の葉のギザギザをうまく表現できず、なかったことにしてしまった。実際に見るとピンク色の餡が透けて見えるのは桃林堂仕様。でも葉の先端は尖った形にしてみた。そうしたら・・・

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なんだか「老松」の椿餅にそっくりじゃない〜?
あまりに似ていたので思わず買ってしまいました(編みぐるみに関してはとにかく自画自賛のおバカさん)。
ちなみに老松の椿餅はしっかりめの弾力ある道明寺餅にこし餡です。

編みぐるみ和菓子店をご覧くださいませ。

和菓子 

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2009-03-03

末富(京都)のお雛菓子〜ひちぎり

今日は楽しい雛祭り〜♪ ・・・のはずが、わたしは悲しい花粉症。

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「末富」の“ひちぎり”


昨日の天気はまさに<北風と太陽・・でも北風の勝ち>で、おかげでゆうべから花粉症爆裂状態でございます。今日は今日で昼過ぎから雪が降るといわれながら昼頃までときどき薄日が差し、雪でも降って花粉を鎮めてほしいーーあー何もしたくねえーーと思いながら、ちらし寿司を作り、こうしてPCに向かっております。

さて、この時期になると「ひちぎり」での検索件数が増えまして、もちろんわたしにとっても毎年のお楽しみ。
今年は新宿タカシマヤで2/27と本日3/3に販売された「末富」の“ひちぎり”です。

微妙に以前のものと雰囲気が違って見えるのは、生地を「ひっちぎった」感じが、今年の方がより強いからでしょうか。
末富のひちぎりはよもぎを練り込んだこなし生地にこんもりときんとんをのせ、桃色きんとんの下には小倉あん、白いきんとんには白粒あんが隠れています。よもぎの香りが少し時間をおいて口中に広がり、春らしい味わいです。


過去の「ひちぎり」の記事はこちら
末富(京都)/ひちぎり(2007/3)
老松の雛菓子「引千切」と 編みぐるみ(2008/3)


末富(本店):京都市下京区松原通室町東入ル
 ※高島屋新宿店B1の店舗で購入。毎週火・金に生菓子を販売

和菓子

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