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2008年8月

2008-08-29

菊見せんべい(千駄木)と谷中岡埜栄泉の豆大福

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「菊見せんべい総本店」のお煎餅、唐辛子(左)と醤油。


立秋過ぎるとほんの少し風も心地よく、街歩きもそれほど辛くない気候になったようで、谷中の全生庵で開催中の「三遊亭円朝コレクション幽霊画展」に出かけました。

千駄木から団子坂を進む途中、向かいから歩いてきた老婦人軍団と引き寄せられた先が一緒ですっかりその一員となって並んでしまったのが「菊見せんべい」。
いかにも<お煎餅屋さん>という雰囲気たっぷりの店先で、どれを買おうか大きな声で迷う軍団のメンバーではないことを察してくださった店員さんに「お決まりでしたらどうぞ」と声をかけていただき、無事軍団から一抜け。とにかく、お煎餅を買うのが楽しくなる、ステキなお店です。

1枚から買える四角いお煎餅たちの中から選んだのは醤油味と唐辛子。堅焼きながらも案外軽い食感です。
この唐辛子のまぶされ具合にタカをくくっていたら、思いのほかピリピリと刺激がきました。

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あられは菊花。葉の形は青海苔風味。


買い物を終えると、やはりお煎餅を買っていた老紳士ふたりの「この辺りに菊人形がいっぱい並んで〜」という話し声が聞こえてきました。菊見せんべいの名前の由来のようです。
こういったお話も含めて、出版間近なあんころりんさんの記事が詳しいので久々にトラックバックをさせてもらおう。
千駄木「菊見せんべい総本店」極上あんぱん,煎餅,フィンガー  団子坂“挽茶煎餅の最高峰”で甘食,メロンパン,輪ドーナツ
わたしが行った日は甘食がわずかに残っていただけでしたが、なんとおいしいパンもあるらしい!


菊見せんべい総本店:文京区千駄木3-37-16(東京メトロ千代田線千駄木駅より徒歩1分) 月休

(参考)全生庵「三遊亭円朝コレクション幽霊画展」は8/31(日)まで開催。

++

さて、幽霊画で涼しくなるかと思いきや、狭い展示室にひと人ヒトですっかり暑くなりまして、ここはひとつ甘いものでも、と2月にオープンした「ショコラティエ イナムラ ショウゾウ」へ向かうことにしたのですが、途中まったく逆方向へ進んでおりました。道に迷ったわけではなくて、「谷中岡埜栄泉」を忘れてはならないからです(義務です:笑)。

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「谷中岡埜栄泉」の“豆大福”


こちらもそれはそれは風情のある店構え。がらがらっと引き戸を開けて呼び鈴を押し待つこと暫し、聞こえたかしら? と若干不安になる頃に音もなくそぉ〜っとおじいさんが出てきました。そんなことも込みで風情たっぷり。

えんどう豆がいっぱいで、すっきりした甘さの豆大福。むふふっ、やっぱりあんこはいいですな〜。
数ある「岡埜栄泉」(といってもほとんどがまったく別のお店ですが)の豆大福の中ではやや小さめでしょうか。こしのあるお餅はあまりつぶれることなくスパっと切れました。
余計なものは一切入っていない豆大福、翌朝にはすっかり硬くなってしまいます。


谷中岡埜栄泉:台東区谷中6-1-26(JR山手線日暮里駅より徒歩7分) 水休

和菓子

***

ところで「ショコラティエ イナムラ ショウゾウ」。
上野桜木の本店「パティシエ イナムラ ショウゾウ」は土日ともなれば大行列ですが、こちらは待たずにすんなり。ショコラがメインですが、5種類ほどのチョコレートケーキだけでいいなら穴場かもしれません。カフェもあります。

ショコラティエ イナムラ ショウゾウ:台東区谷中7-19-5(JR山手線日暮里駅より徒歩2分) 不定休

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2008-08-22

高岡福信(大阪)/本わらび餅

ぷるる〜ん
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知らないひとが見たら、こんにゃくだと思われないでしょうか。
これぞ正真正銘のわらび餅。寛永元年創業、大阪最古の和菓子店「高岡福信」の“本わらび餅”でございます。
新宿タカシマヤに毎月出ていたのですが、なかなかタイミングが合わないうちに、すっかり忘れておりました。先日たまたま入荷日に通りかかり、あーこれだこれーっ、買わなければー、とひとり大はしゃぎです。

やや大きめにカットされたわらび餅は、見るからになめらかでぷるんぷるんしていて期待も高まります。
<正しいわらび餅>は白くない、というのはおとなになってから知ったことですが、わが人生において出会ったわらび餅の中で一番の色黒さんのように思います。

実際には添付されたきな粉と和三盆糖をかけていただくのですが、ひゃーーーこれがもう衝撃。感動。絶品。すばらしいーーーっ!
適度な弾力、なめらかな食感とのどごし、本わらび粉の風味。「ああ、おいしい〜」の声は感動のあまりかえって落ち着いた低い調子で出てきたのでありました。
過去にもおいしいわらび餅はいただいたけれど、大きくカットされた分、満足度も高いです。


※その他のおいしいわらび餅の記事はこちら
 →まつ月(愛知県豊田市)/本わらび餅(2008/4/7):餡なしタイプ
 →芳光(名古屋)/わらび餅(2007/7/4):餡入りタイプ


御菓子司 高岡福信:大阪市中央区道修町4-5-23
 ※高島屋新宿店地下1階銘菓百選にて毎月第2日曜日に入荷。

和菓子

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2008-08-19

馬車道十番館(横浜)/ビスカウト

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帰省みやげ。

といっても帰省するところもないうえに、縁のない横浜のお菓子“十番館ビスカウト”です。これ、大好きなんですよ〜。

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「馬車道十番館」の“ビスカウト”、クリームは左からピーナッツ、チョコレート、レモンの3色。


東急百貨店でお盆の頃にやっている帰省みやげフェアに毎年出ています。横浜のお菓子を吉祥寺で買ってどこへみやげにするのだ? という疑問はさておき、毎年2回ぐらいはふんふんと通り過ぎるのですが、結局後日買いに行ってしまうのです。

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はさまれたクリームが甘過ぎないのもうれしいけれど、正直そこに関しては思い入れはないに等しい。
それより何より、サックサクの、ほんとうにサクサクサクサクと歯に心地よいビスケットの生地がたまらなく好きだー。


横浜十番館(馬車道十番館):横浜市中区常盤町5-67
※東急百貨店吉祥寺店にて購入。

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2008-08-13

シニフィアン・シニフィエ(日本橋高島屋)/バゲット パンプルムス

残暑厳しき折、

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日本橋高島屋出店中「シニフィアン・シニフィエ」の“バゲット パンプルムス”


あまりの暑さにだら〜っとしていたら、家人から「千疋屋のパフェでも食べに行きますか」と嬉しい提案。
わたし、「千疋屋総本店」のアイスクリームが大好きなのです。とくに“バナナアイスクリーム”。それはもう、初々しい新入社員時代から始まるOL生活の思い出とともに(ちょっと大袈裟)。
ああ「千疋屋」というのは「総本店」のほかに銀座やら京橋やらありますが、バナナがアイスクリームなのは総本店のみで、ほかはシャーベットなのでご注意くださいませ。

というわけでいそいそと出かけたのは日本橋。ついでに三越にも寄ってみれば、クラブハリエの売場が広くなってるとか、味匠庵がリニューアルされているとか、軽く驚くわけですが、「ああっ、ミディアミディが撤退してる!!」というのが驚きつつも内心ものすごく納得で、まあまだ1年だったのにねえ・・と隣を見れば、イル ギオットーネ クチネリーアも8月末で閉店だそうで、それは少し残念だと、デパ地下をふらふら歩きながらいろいろ思うのでありました。


いやそんな話はどうでもいいのですけれど。
千疋屋総本店のバナナ、バニラ、チョコレートアイスクリーム三色が詰まったバナナチョコレートパフェで大満足した後は、高島屋へ。やっと本題です。
三宿の「シニフィアン・シニフィエ」が5月からずっと出店しているのです。これでいつでも行けると思っていたけれど、意外と行けないものだ。

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呪文のような名前“バゲット パンプルムス”はグレープフルーツピールを練り込んだバゲット。

暑さのせいか、パンは若干くたびれているような印象を受けましたが、それはわたしがくたびれていたのでしょうか。
少しつまんでみても「んー?」とあまりピンとこなかったのですが、きちんと焼き戻したら復活! みずみずしくて(正直、みずっぽいといいたいけど)もっちりした生地に、グレープフルーツの苦味もほんのりと。オレンジやレモンとは違ったさわやかさがあります。

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毎回買っている胡椒とカシューナッツの“ピカン”。
もっと高さがあってコロンとしたパンだったはずだけど、つぶれた形なのがくたびれた印象になってしまうのだなー。高島屋仕様でこのかまぼこ型にしたのでしょうか。


※シニフィアン・シニフィエの前回の記事はこちら→シニフィアン・シニフィエ(三宿)/バゲット・プラタヌ


シニフィアン・シニフィエ:世田谷区下馬2-43-11 COMS SHIMOUMA 1F(東急田園都市線池尻大橋駅または三軒茶屋駅より徒歩15分) 火、隔週月(不定)休
高島屋日本橋店にて購入

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2008-08-07

ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション(恵比寿)/パン オ ザルグ

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「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」の“パン オ ザルグ”


恵比寿の東京都写真美術館に行くと必ず寄ってしまうのが「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」。買うつもりのないときも、とりあえずお店の前まで行って、外からのぞいてみたりしております。
好きだったパン屋さんの味が、自分の好みとズレていく寂しさをいくつか経験しながら(自分がズレたと言わない強気姿勢)、ここは1年ぶりに行っても「ああロブションのパンだ〜」と楽しめます。

去年の記事(下記参照)では「プチパンが楽しいー」と書いておりますが、今回気になったのは“パン オ ザルグ”。
一見わかりませんが、あおさのりを練り込んだパンです。あおさのり、大好きですから。
表面の粉をフォークの形に抜いてあるの、わかりますか? わたしはまったく気づいていませんでした。

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去年の記事(下記参照)では「馬蹄型」だった“フィグオランジュ”は、イチジクの形になっていました。ずっしりと存在感。


ロブションの過去の記事はこちら
ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション(恵比寿)のプチパンいろいろ(2007/4)
ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション(恵比寿)/プチ パン オ スリーズ(2006/2)
ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション(恵比寿)/パン オ トマト ポワーブル(2006/2)


ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション:目黒区三田1-31-1 恵比寿ガーデンプレイス内B1(JRまたは地下鉄日比谷線恵比寿駅より徒歩5分)

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