« 2008年3月 | トップページ | 2008年5月 »

2008年4月

2008-04-28

鶴屋吉信(日本橋)/光悦満雲寿

080428_a
「鶴屋吉信」の“光悦満雲寿”


わたくし、かなり薯蕷饅頭好きなのですが、程度の強弱はあるものの口の中にイガイガ感を感じる薯蕷饅頭があることに最近気づきました。使っている芋の種類によるものなのか、製法によるものなのか。これって一種のアレルギーなのかしらん?
そんなこんなでしばらく控えがちだった薯蕷饅頭ですが、「いつか食べたい」と思っていたものが目の前に現れたので飛びついてしまいました。
それが「鶴屋吉信」の“光悦満雲寿”。「満雲寿」と書いて「まんじゅう」と読みます。

鶴屋吉信は京都のお店で、そちらには“織部満雲寿(おりべまんじゅう)”という商品があります。
日本橋に東京店を開くときに、東京店のみのオリジナル商品として発売したのがこの“光悦満雲寿”、織部満雲寿とは姉妹菓にあたるそうです。

080428_b
餡は二重構造。粒餡を白餡が包みます。
直径8センチほどの大きなおまんじゅうですが、餡は思ったほど重くなく、心配したイガイガ感もまったくなくて、お気に入り。さすがに一度にひとつ食べ切るのはムリでしたけど。

なんでも本阿弥光悦という人が古田織部という人に茶の湯を学んだことにちなんでの名前のようなので、織部満雲寿と光悦満雲寿は姉妹というより子弟ですね。そんなのどーでもいっか。


鶴屋吉信 東京店:中央区日本橋室町1-8-8 日祝休
※三越日本橋店の催事にて購入→週末は日本橋へ! 第62回「全国銘菓展」
※「鶴屋吉信」の「吉」は[土]の下に[口]です。お店のサイトでも画像部分以外は「吉」の字を使用していたので「鶴屋吉信」と表記しました。

和菓子

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2008-04-25

ルボワ(中野区)/カンパーニュ・オ・フロマージュ

080425_a
「ルボワ」の“カンパーニュ・オ・フロマージュ”


前々回の記事にした「ミルクロール」へ行ったら、こちら「ルボワ」に行かないわけがありません。実はこの2店は500メートルくらいしか離れていないのです。

で、いつものように“クランベリーノワ”も“オレンジカレンツ”も“シャポー”も買ったけれど、その日の“シャポー”はまた特別かわいらしく焼かれていたけれど、今回はこの“カンパーニュ・オ・フロマージュ”をプッシュプッシュ。

080425_b
“カンパーニュ・オ・フロマージュ”断面


ごろんとしたチーズに気を取られてはいけません。パン生地に粉の風味があり、しっかりとおいしい。ごろごろチーズに負けていないし、噛むほどに味わい深いのです。

080425_c
カナダ産小麦使用“ペイザンヌ”


ずっしりした食パン“ペイザンヌ”はサンドイッチにしてもトーストしても。小麦の香り、旨味、たっぷりつまっています。
近ごろあちこちで<しっとりパン>の増殖を疑問に思う日々ですが、ルボワはいつも大好きなルボワの味でした。よかった。

080425_d
“ペイザンヌ”断面


※ルボワの過去の記事はこのあたりから
ルボワ(中野区)/マカダミア・カンパーニュ(2007/8)
ルボワ(中野区)/ポワブレ(2007/3)


ブーランジェリー ルボワ:中野区弥生町2-52-4(東京メトロ丸ノ内線中野富士見町駅より徒歩3分) 日、第2・4月休

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008-04-22

槌谷(岐阜県大垣市)/姫柿

か・わ・い・い〜
080422_a
大垣市「つちや」の“姫柿”


三友堂の“木守”に並んであこがれている柿を使ったお菓子があります。
“柿羊羹”が有名な「つちや」の“宝賀来”というお菓子なのですが、これ11月頃から1月頃までの販売なのですね。

ところが先日、日本橋三越ですてきな催事がありまして、その子分のようにかわいらしい“姫柿”というお菓子に巡り会いました。
※参考→週末は日本橋へ! 第62回「全国銘菓展」

080422_b
ちょっと上から目線。ヘタは本物を使用しているので食べられません。


とりあえず、親分への想いは残したまま、子分からいただいてみます。
蜜のように甘いのでそう呼ばれると言う大垣名産「蜂屋柿」の干し柿を、白あんに練り込んであるのでしょうか。わたしが知る“宝賀来”情報とは違うものなので、ただ小さく作っただけではないようです。
干し柿の味わいがとても豊かで、ひと口サイズですがひと口でいくのはもったいない。じっくりゆっくり味わいました。

そしてさらに親分への想いがつのるのであった。いつかきっと。


御菓子 槌谷(つちや):岐阜県大垣市俵町39番地
※三越日本橋店の催事にて購入

和菓子

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008-04-17

ミルクロール(新中野)のパンはすごいのだ

080417_a
新中野「ミルクロール」の“粒あんぱん”、なんと@55円!


毎年3月になると年休消化のために連絡してくる先輩がいます。ランチ&お茶しながら、この1年間のパンとお菓子に関する情報交換会をしました。
この先輩、何年も前にフランス「メゾンカイザー」のおいしさを語り、勤務する会社が大きく傾いたときには「このアタシが、神戸屋のパンを食べているのよっ」と嘆いた人なのですが、彼女が最近妙にハマってしまったパン屋さんが「ミルクロール」だそうです。(彼女のために言っておきますが、セレブ気取りだったり、他人を見下すような嫌なひとではありません)

丸ノ内線「新中野」駅前から伸びる「鍋屋横丁」商店街。ここには隠れた名店、というか個人的に好きな店がいくつかあるのですが、「ミルクロール」もそのひとつ。
しばらく行ってないなあ。小麦粉や乳製品、光熱費の値上げの影響を受けて厳しい状況の続くパン業界ですが、あいかわらずがんばっているのかしら。・・・久しぶりに行ってみよう、わたしも。


「ミルクロール」の存在を知らない方には、いつも「軽くショックを受けるパン屋さん」と説明しております。
何がショックって、まず <行列している>。いつ行ってもたいがい並んでいます。
そして <店頭にほとんどパンがない>。焼きあがる端から飛ぶように売れていくのです。
というのも <目を疑うほど値段が安い>。あんぱん@55円って、神戸屋より安いじゃないですか。
これがまた <意外においしい>。神戸屋とは違ったココロに染みる手づくりの味わいがあります。
いや何もいちいち神戸屋と比較することはないのですが。

先輩は「遠くからわざわざ買いに行ってパンがなかったら悲しいじゃない。もちろん開店時に行ってたくさん買うのよ」だそうです。昼過ぎにだらだらと買いに行くわたしに商品を選ぶ楽しみは残されておりません。
でもパンは絶えず焼いているので、何かしら焼きたてが買えます。あっという間に売れてしまっても、少し待てば次のパンが焼き上がるのです。

080417_b
“フレンチトースト(右:プレーン、左:紅茶)”
1/3斤分ほどの大きさが@105円、あわせて210円って・・ふっふふふへへへへっ・・感覚麻痺します、ほんと。


この日買えたのはこの3種類。
というわけで焼き上がったばかりの何かが、ちょっと並ぶけど驚きの低価格で買える「ミルクロール」。鍋屋横丁のゆる〜い雰囲気に馴染みつつも、妙に熱いパン屋さんなのでした。

以前出くわした“粒あんぱん”はたしか51円だったのでは(ロールパン31円だとか、1円の端数が印象に残ってます。)・・と思うので、値上げしているのかもしれませんね。それでもこの値段、驚きです。


ミルクロール:中野区本町4-37-25(東京メトロ丸ノ内線新中野駅より徒歩6分) 日祝休
鍋横商店街のリンクはこちら

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008-04-15

うさぎや(阿佐ヶ谷)/桜餅 と編みぐるみ

080415_a
阿佐ヶ谷「うさぎや」の“桜餅”


桜の賑やかな季節も終わりました。
やはりこの季節に一度は桜餅を食べておきたいと、といってもまだ桜が咲く前の3月初めに向かったのは阿佐ヶ谷の「うさぎや」。どちらかといえば関西風の道明寺桜餅が好きなのですが、今年はなんとなく関東風桜餅を食べたくなったのです。

なめらかすぎるほどなめらかなこし餡と桜葉の香り。ああ春ですねえ〜、と心地よく。
関東風の桜餅もたまにはいいじゃないの。


桜餅とどら焼きを買うつもりが、その日はなんだか店の外までずらずらと並ぶ大混雑ぶりでした。そうなるとあれもこれも買わなければという気になってしまうのはなぜでしょう。
080415_b
それで“草餅”。

080415_c
せっかくだから上生菓子も。“春の宴”

どのお菓子もしっかり甘いのに後味はすっきりとしています。

※ほかにも春のうさぎやコレクションはあんころりんさんの記事で
阿佐ヶ谷「うさぎや」苺餅・桜餅・草餅 どらやき、ばかりか豆大福も

※過去の阿佐ヶ谷「うさぎや」の記事はこちら
うさぎや(阿佐ヶ谷)/どら焼き


うさぎや:杉並区阿佐谷北1-3-7(JR中央線阿佐ヶ谷駅より徒歩3分) 土・第3金休


***
というわけで編みぐるんでみました、桜餅。
桜を待たずして桜餅を買ったのは、制作のためですのよ(笑)
080415_x

桜の葉を決めるのがもーーーうたいへんでたいへんで。でもそれらしくなっているよね? といつもながらに自画自賛。
編みぐるみ和菓子店をご覧くださいませ。

和菓子 

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2008-04-11

吟遊詩人(荻窪)のパン

080411_a
荻窪「吟遊詩人」の“コーンブレッド”はコーングリッツたっぷり、はちみつの香りいっぱい


先日記事にしました“なめらかアベちゃんプリン”を食べたくなった日に、ついでに寄っておけと向かったのが荻窪「吟遊詩人」。食事パンが少ない時間でちょっと残念だったのですが、せっかくなのでいくつか購入しました。

080411_b
“バゲットナチュール”も“コーンブレッド”も、驚きはないものの、素材を厳選して丁寧に作られた味のするパンであります。こういうふつうにおいしいパン、日々のパンにはいいですね。


たしか以前虎ノ門にあった「イーストリートベーグル」(現在は宅配のみ)の立ち上げ時にいらした方のお店です。
わたしはベーグルにはまったく関心がないのですが、一時期イーストリートベーグルのスコーンが好きだったことがありまして・・・。
080411_c

“プレーンスコーン”は、イーストリートベーグルのスコーンを思い出す食感でした。
わたしの期待するもろもろっとしたスコーンとは少し違う食感の、ざっくりとしたスコーン(いつもながらわかりにくいけど)。


吟遊詩人:杉並区天沼3-2-2 荻窪勧業ビル1F(JR中央線荻窪駅より徒歩2分) 無休

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008-04-09

三友堂(高松)/木守(きまもり)

ぐるぐる〜
080410_a
「三友堂」の“木守”


ずいぶんと地方銘菓が東京でも買えるようになった昨今です。気になっていたお菓子をデパートで偶然見かけると、ついはしゃいでしまうのですが、近ごろはその賞味期限と家にあるお菓子の在庫状況などをよくよく考え、購入を決断できるオトナになってきました。

さて、先月は新宿タカシマヤで城下町のお菓子を集めた特設売場に出くわし、見つけてしまったのです、ぐるぐるっとした烙印のかわいらしさが気になっていた「三友堂」の“木守(きまもり)”を。もちろん賞味期限と在庫を考えつつの購入です。

木守とは柿の木の枝にひとつだけ残された実のことですが、気になっていたのは烙印だけではなく、干し柿を使った餡をはさんであるということ。
柿餡をはさむのは和三盆をぬった麩焼き煎餅です。

080410_b
こんな漢字は知らない、と思ってしまった「守」の文字。これで「木守」と書いてあるのですよ。


千利休と高松藩松平家にまつわるドラマにちなんで誕生した銘菓だそうですが、木守という<侘び>の心を感じられる味でした。柿の味はそれほど強くなく、全体としてそれはそれは上品なお菓子です。
わたしも質素を心がけて落ち着いたオトナになりたいと思います。侘び人間・・・響きは悪いが。


三友堂:香川県高松市片原町1-22
 ※新宿高島屋の催事にて購入。

和菓子

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2008-04-07

まつ月(愛知県豊田市)/本わらび餅

080407_a
「まつ月」の“本わらび餅”、高級品です。


先日、日本橋の三井記念美術館へ出かけたついでに「うさぎや」でどら焼きでも買おうと立ち寄ったら、『どら焼き、品切れ中です』の貼り紙。そんなあーーーっとかなりのショックを受けつつ、ふらふら〜っと高島屋に入り、催事場へ向かいました。
あれは何の催事だったのか、有名料亭のお弁当や各地の甘味、惣菜などなどがずらずらと並び、どら焼きのショックも忘れてココロ躍らせます。

そんな中で見つけてしまいました、安政二年創業「まつ月」の“本わらび餅”。
親指の先ほどのわらび餅が7切れで840円、たいそうなお値段ではありませんか。それというのも、手間ひまかけて精製した「本わらび粉」をさらに5年も寝かせた、ねばりのある最高級のわらび粉で作られているのであります。

ぷる〜んとしたわらび餅は大好きですが、さてその違いはいかに。
080407_b
色もやや黒っぽい。


きな粉の香ばしさとともに感じるわらび餅のコク、とでもいいましょうか、ああ土の中にいらしたんですよねえ的な味わい(なんだそりゃ)。蜜などかけずにわらび餅の味を楽しむのがよいのでしょう。小さくたってしっかりどっしり味わえます。高級品価格も納得の味でした。

ふふっ、満足満足。いいものに会えたから、どら焼き品切れ、許す。


御菓子所 まつ月(まつづき):愛知県豊田市黒田町尾知59-5
 ※日本橋高島屋の催事にて購入。

和菓子

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2008-04-03

パスティッチェリア アベ(荻窪)/なめらかアベちゃんプリン

080403_a
荻窪「パスティッチェリア アベ」の“なめらかアベちゃんプリン”


わたし、なめらかプリンというのがどうも苦手なのですが、なぜだかこれは好きなのです、“なめらかアベちゃんプリン”。
荻窪駅から徒歩5分なのに、まったく賑やかさのない住宅街にひっそりとある小さなお店「パスティッチェリア アベ」のプリンです。

ああ「パスティッチェリア」がすらすらといえるようになるまでに何か月かかったことか。
イタリア菓子店のことですが、フランス菓子はパティスリー、どうして「ス」と「ティ」が入れ替わっちゃうのよ、という感じで、最近ようやくいえるようになりました「パスティッチェリア」。

六本木「キャンティ」の菓子部門にいらした方のお店だそうです。
住宅街にひっそりあるわりには、そして素朴な雰囲気のわりには、ケーキのお値段やや高めの印象がありますが、ショートケーキのその素朴な味わいなどけっこう好きです。

なんといってもイチオシ“アベちゃんプリン”は、なめらか、かつ、濃厚。
なめらかといっても飲めるほどではありません(飲めるプリンってイヤー)。濃厚な味がいつまでも記憶に残って「また食べたいわ」と思うのです。
ガラス瓶はひとつ10円で引き取ってリユースされるというシステムがあります。ご近所なら、嬉しいシステムですね。


パスティッチェリア アベ:杉並区上荻2-17-10(JR中央線荻窪駅より徒歩5分) 火休(祝日のとき木振替休)

| | コメント (7) | トラックバック (0)

« 2008年3月 | トップページ | 2008年5月 »