越山甘清堂(金沢)/加賀れんこん餅
金沢紀行 その10
「越山甘清堂」の看板商品“焼まん”
店頭に並んだ大きな酒饅頭にひかれて「越山甘清堂」。この“焼まん”、大小サイズがありまして、手に取ったおまんじゅうを返しながら「小さい方をお願いします」といったら「それが小さいの」といわれて驚いたその<小>サイズは、直径10cmほどもあるのです。<大>は約15cm、デカイよ〜。
金沢の名勝、名品の焼き印を押された“焼まん”。
酒饅頭はどうしても時間が経つとかたくなってしまうので、蒸かしなおしてみましたが、思ったほどお酒の香りがしません。半分をさらにグリルであぶったところ、ほのかにお酒の香りが漂ってきました。
平たいお饅頭の皮はふっくらというよりはコシ重視な印象で、木村屋の酒種あんぱんを思い出す味です。
こちらのお店のほかの商品ではなぜか羽二重餅のお菓子が気になって、世間では七草粥を食べていたその日、“七草餅”なるものを買ってみました。
“七草餅”
中はこしあんで、やわらかい羽二重餅から七草の香りがするさわやかなお菓子です。
さて、とくにとくに注目したのはこんな地味〜なお菓子。
“羽二重 加賀れんこん餅” だってれんこん大好きだもの。
羽二重餅に地物野菜の<加賀れんこん>を練り込んだ餅菓子です。加賀れんこんの風味と粘りのあるもっちりした食感をたっぷり楽しめます。ともに練り込まれた蓮の実の食感もほどよいアクセント。
これ、とてもいいお菓子だと思うのですが、気の毒なくらい地味なのですよねえ。でも好き。かなり好き。
越山甘清堂: 金沢市武蔵町13-17
※焼まんはめいてつエムザ店、その他は香林坊大和店で購入。
※今回の金沢の記事はこちら
→お婦久軒(金沢)/あん入りドーナツ
→金沢「漆の実」にて「吉はし菓子店」の上生菓子をいただく
→水本(金沢)の上生菓子
→俵屋(金沢)/じろ飴
→かわむら(金沢)/甘納豆
→加賀麩司 宮田(金沢)/麩菓子 かりんとう
→うら田(金沢)の迎春菓子
→諸江屋(金沢)/オトギクズユ
→板屋(金沢)/香林
→金沢「茶房一笑」にて献上加賀棒茶と「高砂屋」のお菓子をいただく
→高砂屋(金沢)の上生菓子
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コメント
このれんこん餅で思い出したけど、私の先生が昨年加賀のれんこん農家を訪れて、れんこんのお菓子をいろいろ試作してました、その後レッスンでれんこんのデザート作ったけどおいしかった。
訪問記は↓です、良かったら。
http://www.hechima.info/column/31.htm
しかもその後「うらた」のお菓子で艶ふくさ、ってのを絶賛してました。このイチジクってのがおいしいそうです。
(ちなみにうらたのHPに福梅も出てたけど粉糖とは気が付かず)
焼まんいいなあ、しかし15センチってすごい、どうしてそこまで?加賀の名品って着物とか焼物?
七草餅ってのも穴でしたねーなーるほど。良いですね、私も絶対買いそう。
投稿: あんころりん | 2008-02-14 00:35
>あんころりんさん
おお、艶ふくさ、売っていた気がします。イチジクって気づいたらきっと買ったのにー。
うら田は本店に行けなかったので生菓子をみることができず、ちょっと気になっております。
焼まんは饅頭というよりあんパンという感じでした。だるまみたいな焼き印もあったのですが、あれが着物なのかしら?
七草餅は期待以上に草の香りがしたし(七草のどの香りかはわからなかったけど)、れんこん餅はあのもっちり具合に感激して、なかなか楽しいお店でした。
訪問記ありがとう〜! れんこんデザート、いいですねえ。
投稿: kozue | 2008-02-14 16:38