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2006-10-10

開運堂(長野県松本市)/真味糖 生

あこがれの地方銘菓


わたしの両親は長野県松本市で出会い、結婚し、兄が誕生し、その数年後に関東進出してきました。それからわたしが生まれたので、うちの家族では唯一わたしだけが都会っ子(所沢育ちが何をいう)。
現在も松本には親戚がいるし、そんなこんなで松本はなんとなく縁のあるところです。

その松本の銘菓を代表する「開運堂」。
“老松”や“真味糖”は三越の菓遊庵などでも扱っていますが、父の松本帰りのおみやげは“これはうまい”というおまんじゅうでした。たしかにこれはうまいです、そう記憶しています、万人ウケするうまさです、もう何年も食べていないけど。
母はニッキ風味の“老松”が好きでしたが、成人前のわたしはニッキが苦手で、母がおやつに老松を切り分けるのは恐怖でした。


さて、今日の話題は“真味糖”。
Kaiun_1s

「開運堂」オリジナルの<和風タフィー>だという“真味糖”は、信州の特産物である鬼胡桃と蜂蜜に、砂糖、寒天、水飴、卵白をあわせて練り上げた、甘いあま〜い干菓子です。もともとお茶席菓子として作られたものだそうですが、わたしはこの真味糖を深煎りのブラックコーヒーといただくのが好きです。

ところで真味糖にはお仲間がありまして、以前、黒砂糖風味の“真味糖大島”以外に“生(なま)”があると知り、それはそれはどんなものかとずーっとあこがれておりました。先月、トラックバックピープルから「イカレポンチ」ブログの「開運堂・真味糖(生)」という記事で日本橋三越に期間限定で出ていることを知り、出かけたついでに寄ってしまいました。ついに、何年か越しの想いが叶うときでございます(大袈裟と思われてもそんな気持ちだったの)。


じつは上の写真の左が“生”、右が基本の干菓子タイプ。角に注目してみると、右の方がきりっと角が立ってかたそうではありませんか。色に注目すれば、左の方がクルミの影響かほんのりピンクがかっています。

生というのは乾燥前の、水分を含んでしっとりした状態のもの。というのは頭でわかっていてもなかなかイメージできなくてね。
干菓子タイプの真味糖は、落雁の、ペキンと折れるタイプとほっこりと割れるタイプの中間のような感じ(?)ですが、“生”もその外側にあるわけでなく、ペキンとほっこりの中間にあります。え? わからない? わたしも混乱中(苦笑)。

Kaiun_2s
こんな写真でわかるのか“真味糖 生”


しっとりやわらかいといっても、指でつまんだら跡が残るようなやわらかさではありません。
干菓子に感じるシャリシャリとした食感はありませんが、舌に感じる甘さに干菓子、生の差はなく、かなりの甘さです。ああ甘い。ほんとうに甘い。
でもいちばん感心したのがクルミの風味。生タイプの方が干菓子よりずっとクルミの存在を感じるように思います。

そしてコーヒーには断然、干菓子タイプ。

とにかくこれでひとつ宿題が減りました。しかし、真味糖の甘さはある意味「修行」です。


御菓子司 開運堂:長野県松本市中央2-2-15(JR篠ノ井線ほか松本駅)
 web●http://www.kaiundo.co.jp/

和菓子

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コメント

はじめまして。
ウチのヘボブログへのリンク&コメントありがとうございましたvTBができなかった件につきましてはコメント返しにも書かせて頂きましたが、現在「TBを受け付けない」設定にしている為、大変申し訳ございませんでした(スパムがあまりに多くて…ι)。
せめてものお礼にと、こちらからもリンクをさせて頂きましたので、お手隙の際にでもご確認頂けたら幸いです。

kozueさまのブログは参考になる情報いっぱいで、楽しく拝見致しましたv「ペック」のパン、おいしいですよね~♪因みに私のオススメはフォカッチャです。程よい塩気と、ジュワジュワーっと染み出てくるオリーブオイルは病みつきになりますよ。

長文コメント失礼しました。ぜひまた遊びに伺わせて頂きます。

投稿: 蛞蝓@イカレポンチ | 2006-10-11 08:09

”おんりーあん(only an)”なんてあるんですね。

投稿: anpann | 2006-10-11 15:19

>蛞蝓さん
さっそくのコメントありがとうございます!
最近ココログのTBがたびたび失敗しているのでまたかと思ったのですが、原因が分かってよかったです。わざわざリンクしていただいて、かえってお手数おかけしました。ありがとうございます。
今回、蛞蝓さんのブログを見逃していたら、まだしばらく真味糖 生への想いをつのらせなければなりませんでした。感謝です。

わたしもペックのフォカッチャ、ときどき買ってます!

>anpannさん
おんりーあん、お菓子用のものより甘さ控えめってところが少しひかれます。
でもそれより栗蒸し羊羹の特大サイズが「びっ栗」って名前に妙にひかれました。

投稿: kozue | 2006-10-11 18:20

kozueさんのお父様の“これはうまい”というおまんじゅうのネーミングからしてかわったお店ですね。HPのロケット見たときには間違ったサイトに来たのかとおろおろしましたた。

投稿: anpann | 2006-10-12 08:15

>anpannさん
なんでロケットなんでしょうねー、わたしもおろおろしました(笑)
ネーミングもそうですが、洋菓子にも力を入れたり、いろいろがんばっているみたいです。

投稿: kozue | 2006-10-12 17:14

す、すみません遅くなりましたー。
こ、これですかー生。
こんななのだー。生。
干しじゃないから生ってことですねー。
固い飴とキャラメルくらいの差なのでしょうか?
ところで干しの方がお好きだったのですね。
はっきり言うと(笑)
でも食べてみたいよ~。
生。あ、ドライフルーツと生の違いではなさそうですね。生。

投稿: あんころりん | 2006-10-13 06:52

今思い出しましたけど
柚子琥珀というものの食感に近いきがしてます。それが“不思議と”おいしいのです。

投稿: あんころりん | 2006-10-13 06:55

>あんころりんさん
これなんですよー生。
こんななのですよー生。
食べるとけっこう「ねっとり」しているのですが、ポコっと手で折れるのです。ねっとり具合はキャラメルほどでもないのです。ああムズカシイ。
で、コーヒーには干菓子なんですが、渋茶で生も捨てがたい。わたしにはどちらがいいか決められません。だってどちらも激甘だし。
でも生のクルミの風味はそうとう気に入りました。

ところで柚子琥珀。その存在は知っているのですが食べたことがありません。そうですか、不思議とおいしいのですか。機会があったら食べてみます。ありがとう。

投稿: kozue | 2006-10-13 17:41

このお菓子、生と干があるのですね。
超甘いのですね。ブラックコーヒーも
飲めるかもしれませんね。
修行してみたい。(^_^)v

でも表現は難しいと思いますが
なんとなくわかります。
落雁は小布施のをたまに食べます。

昨日三越へ行って来ました。
良く見れば良かったな。

三越ではこれまた期間限定の
ペニンシュラ月餅を購入。

そして今日はブノワトンに
行って来ました。
やっぱり、うまいわ。
小麦の香りがたまりません。
そのうち紹介します。
僻地な家から、車で25分位でした。
伊勢原駅か鶴巻温泉の方が近いかな。
混んでました。
そのうち載せます。
楽しみが増えました。

投稿: yottyan | 2006-10-13 18:14

>yottyanさん
おお、月餅。季節モノですものね。
ブノワトン、さっそく行かれたのですね。粉の香りが楽しいでしょう? また行かれることがあったらぜひいろいろ味わってお好きなパンに出会えますように。
車で25分なんて近い近い。うらやましいですー。

投稿: kozue | 2006-10-14 22:29

タカシマヤへはこれ買いに行ったのですが。当然生ではありませんでした。大島とのミックス箱。さっきから画像とここにあるレギュラー真味糖を比べてますがぜんぜん違いがわからないです。しかしやはり美味しいわー、これ。
ところで私はそこまで甘く思わないのです。一度に2個もへーき。そして何故か?
したたり、の方が甘い。変?両方ともすごく美味しいですけど。
家族はkozueさんに同意見です。当然ですけどね。昨日もコーヒーを珍しく自分で煎れて食べてました、大島。
今度「若紫」(ときわぎ、の)を買ったらお分けしますね。もっと甘いかも。

投稿: あんころりん | 2006-10-20 16:58

>あんころりんさん
そう、生はないのです。でもミックス箱あるんだ。それは知りませんでした。
感じる甘みが違うんでしょうか、あなたとわたし。でも甘いけどおいしいですよね。
そして思いがけずうれしいお裾分けのお話。ありがとうございますー。

投稿: kozue | 2006-10-21 22:49

『ギフト・歳暮キャンペーンブログ』事務局の岡崎と申します。
本サイトでは、みなさんのブログを拝見して、ギフトや歳暮選びのお助け情報になるような記事をご紹介しています。

この度、こちらの記事を本サイトにてご紹介させていただきましたので、ご連絡申し上げます。
http://www.gift-blog.net/


また、本サイトでは、トラックバックしてくださった方を対象に、「もしかしたら「味覚百景」が当たってしまうかもキャンペーン」も実施中です。ぜひ、ギフトや歳暮を送られた際の経験談をトラックバックしてください。

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※本サイトにおける、こちらの記事に関する記載の削除をご希望の場合は、お知らせいただければと存じます。
info@gift-blog.net

投稿: 『ギフト・歳暮キャンペーンブログ』事務局 | 2006-11-22 18:10

>岡崎さま
ご紹介ありがとうございました。

投稿: kozue | 2006-11-23 22:14

真味糖で検索し、こちらのブログにたどり着きました。

その甘さはある意味「修行」です

この一言がおもしろくて、ちょっとコメントしたくなってしまいました。

わたしの仕事場のお友達で、松本から 大分別府に来ている人が
いるのですが、その子からお土産をいただきました、真味糖。

今日はいただくのを遠慮しようかな アセアセ。

投稿: ニュウ吉 | 2007-05-08 13:27

>ニュウ吉さま
コメントありがとうございます!
甘さの感じ方は人それぞれではありますが、ぜひ渋〜いお茶かブラックコーヒーを用意して、真味糖を開封してくださいませ(笑)

投稿: kozue | 2007-05-08 16:41

よく似たお菓子なのですが…
名前が秋の狩りとか言うお菓子しりませんか?

投稿: サユリ | 2012-11-18 22:41

>サユリさま
「秋の狩り」ですか?
残念ながら知りません〜。

投稿: kozue | 2012-11-19 00:01

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