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2006-02-27

俵屋吉富(京都)/龍鳳

京菓子のココロ


今回の京都旅行、パンの記事が続いておりますが、食べることに関しては「餅」に重点を置きました(笑)
ちなみに「出町ふたば」以外には
 下鴨神社参拝のついでに「加茂みたらし茶屋」の“加茂みたらし団子”
 今宮神社参拝のついでに「一和」の“あぶりもち”(炙った香りがたまらん!)
 北野天満宮参拝のついでに「粟餅処澤屋」の粟餅だんご(粗めのきな粉がうまい!)
など。いいですか、あくまでも参拝の つ・い・で なのですよ。
もうひとつ上賀茂神社参拝のついでに「神馬堂」の“やきもち”を食べられたらいいなあと思っていたのですが、残念ながら売切れでした。ええもちろん参拝できたからいいんですついでですから。


ではちょっと餅をはなれて老舗の京菓子店「俵屋吉富」へ。
こちらの烏丸店には「ギルドハウス京菓子資料館」が併設されています。展示室はそんなに広くありませんが、飴や干菓子を使った「糖芸菓子」の展示がみごとでした。

[和菓子]という言葉は[洋菓子]に対していわれるようになったもので、それよりもずっと以前から『京菓子』という言葉があったのですよ、だとか、京菓子の江戸進出は昔から行われていて、天皇とともに江戸へ向かい成功をおさめた「とらや」も実はその前に江戸進出に失敗している、京菓子の繊細な味は江戸人の舌には合わなかったらしい、だとか、ところどころ老舗のプライドを感じるお話も伺いました。


さて、本店と烏丸店の2店のみで扱っている“龍鳳(りゅうほう)”という棹菓子。
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俵屋吉富の看板商品、さらにはわが家の人気菓子“雲龍”の姉妹品です。
“雲龍”の記事はこちら

餡の色が雲龍より少しやさしい色合いなのは小豆餡と白餡を練り合わせてあるからです。その中の粒つぶ小豆は<白小豆>。まわりの白い村雨(そぼろ状の餡)も<白小豆製>。
「白小豆」というだけでありがたい気持ちがしてしまうのはわたしだけでしょうか。お味も雲龍よりちょっと<おめかしさん>な印象です(それじゃわからないよねえ:笑)。
雲龍に比べてすっきりした味。すっきりした分、甘みの感じ方が舌のうえにまったりと広がるのではなく、舌に垂直にしみてくるように思えたのですが、それは体調のせいかもしれません。

この“龍鳳”、俵屋吉富のサイトにも掲載されていないんですよね。お店で気づいてよかったよかった。


俵屋吉富(烏丸店):京都市上京区烏丸通上立売上ル(地下鉄烏丸線今出川駅) 水休
 ※都内にはタカシマヤ日本橋店、西武池袋店に店舗あり
 web●http://www.kyogashi.co.jp/

***

苔のむす豆・・「金谷正廣」“真盛豆(しんせいまめ)”

長くなりますが和菓子つながりでもうひとつ。
京都へ行くと必ず寄るのが京都市動物園の近くにある「無鄰菴(むりんあん)」。観光客のほとんどいない静かな庭園を眺めながら、お茶の心得もないのに緋毛氈の上で一服いただくのが好きなのです。

そこでいただいたお茶請けが「金谷正廣」の“真盛豆(しんせいまめ)”
団子状の州浜(すはま)の中心には煎った丹波産黒豆、表面にはまんべんなくたっぷりと青海苔がかけられ、見た目はまるで<マリモ>(笑)、まさに<苔むす豆>って感じ。

このおもしろ〜い味、想像できますか? 香ばしいきな粉と青海苔の調和。かの豊臣秀吉が茶会で賞賛なさったそうですよ。
なんじゃこりゃーなおいしさです。いや好き嫌いはわかれるかもしれないけれど。京都の駅ビルでも買えるって、帰ってから知りました。


金谷正廣:京都市上京区下長者町通堀川西入ル 水休

和菓子 

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コメント

わかりますよ、白小豆偏重(笑)主義!
たしかにおいしいものね、ないものね。
私も好きなお菓子あります。
小豆ファンとしては、他の白あんとはやはり違った深い味がたまりません。高いよね、でも。この豆の使い方で一棹なんだ。これは朝青龍より(しつこい)いえ、雲龍より食いつくわ~。おいしいよね、きっと。相撲というよりくのいちですね、色っぽい。
私すはまってちゃんとしたの食べた事ないのでこのマリモじゃない、真盛豆もいいな、すごい組み合わせだけど生麩を思い出しました、青のりつながり。

投稿: | 2006-02-28 10:30

あーやっぱりー?(笑)
今日も某店の桜餅に「白小豆使用」って書いてあって「買うべきか? 買った方がいいのか?」と真剣に悩んでしまいました。

すはまだんごって、自分ではすっごく好きだと思っていて、でも食べるといつもそれほどでもなくて、なのですが。このマリモは少々つかまれました(笑)
以前、伊勢で青さのりフィナンシェを食べたことがあります。キライじゃありません、青のりとお菓子のコラボ。

投稿: kozue | 2006-02-28 22:16

この豆っぽいところは好きそう。
洋菓子っぽい所はなる程と思います。
確かにこのお菓子は繊細そうで京菓子と
呼ばれそうですね。
かぶりつく餅と言う感じではなく
お干菓子のような、さらっと感が
ありそう。
Kozueさん、ついでに寄るところが
すごいです。
まりもはすごそう。
苔むす豆という名も、居反りか、イナバウワ
逆転勝ちのようですね。
ちなみに、地上の上でもイナバウワは
きつそうです。(無酸素運動です。
できませんでした(^_^;))

投稿: YOSHI | 2006-03-01 00:56

やっぱりやってみた? イナバウアー(笑)
俵屋吉富は商品案内にも「俵屋吉富の京菓子」とうたっています。

投稿: kozue | 2006-03-01 11:36

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