オテル ド カイザー(北海道・洞爺)/バゲットモンジュ、キュルキュマ
/北海道紀行 その7
そもそも今年は京都へ行こうと思っていたのに、まだ暑いときに突然夏休みをとらなければならない状況になり、気持ちが北へ向かったのでした。
あまりに急なことで家人から計画をまかされたわたしが、どさくさにまぎれてねじ込んだもの。
ザ・ウィンザーホテル洞爺に泊まろう!
なんでこんなところに、と思うようなステキなリゾートホテルであります。うわっおかしいんじゃないの、と思うようなレストランが集まっているホテルであります。
そこに1泊ぐらいのんびりしてもいいじゃない、と思ったのですが、台風のおかげでのんびりどころかただ泊まりにいっただけになってしまいました。
というわけで旅行2日めの夕方。台風とはすっかりお別れして到着したホテルはバカみたいにステキなホテルでした(言葉は悪いが)。
さて、このステキなホテルにはわたしのココロを躍らせるものがあります。それは「オテル ド カイザー」のパン。もちろんお店もありますが、ホテル内のレストラン、ルームサービスで供されるパンはすべてこのカイザーのパンなのです。
まだパンを喰う気かい、というツッコミありがとうございます。
悪いけど、ほんと申し訳ないけれど、「オテル ド カイザー」のパンをみた瞬間、札幌のおいしいパンたちすべて吹き飛びました。それくらいパワーのあるパンです。
だってカイザーでしょ? と思うなかれ。やはり様子が違います。似ているけど同じじゃない。
ぱっと見わかりやすいところでは、小さいサイズのパンの品揃え。「メゾンカイザー」のパンってあまり小さくないですよね? ところが同じパンでも小さなサイズのパンがあるのでいろいろ手を出しやすいのです。それはつい買い過ぎてしまうということでもあるのですが。
たとえばカイザーで大好きな“バゲットモンジュ”も半分サイズの“デゥミ バゲットモンジュ”(左)があったり、“モンジュパヴォ”(右)などのバリエーションがいくつかあったり。
お味のほうはメゾンカイザーよりすっきりというか、メゾンカイザーのモンジュとは違います。味わいはどちらかといえば渋谷「ヴィロン」のバゲットを思い出すような。
そして食感はさっくり。このさっくり食感は気泡の立ち方なのでしょうか。というのも上野「うさぎや」のどら焼きの皮、あの縦に気泡の入ったさっくりした食感を思い出しちゃったのです。
そういえば最近、メゾンカイザーは粉を替えたのですよね。新しくなったモンジュに近いのですが、やはりそれとも少し違うような気がします(メゾンカイザーの新しいバゲットモンジュについてはまた後日)。
あいかわらずよくわからない表現ですみません。食べていてやや混乱。混乱しながらも「オテル ド カイザー」は「メゾンカイザー」とは別モノであると、そして好みは圧倒的に「オテル ド カイザー」であると家人と意見が一致しました。
“キュルキュマ”は<ターメリックとナッツのパン>とありまして、メゾンカイザーのものよりナッツの存在感が大きい。
※過去のメゾンカイザーのキュルキュマの記事はこちら
どのパンもこんなふうに少しずつ違うわけです。モンジュだけでなく、全体的にメゾンカイザーよりすっきりした味わいのように思います。
カラダがすっかり粉モードになってしまいました。夜はピッツェリア「ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ」でイカの窯焼きをおつまみにワインで乾杯です。ピッツァもおいしかった。
夕食後、外に出たら満天の星がとてもきれいでした。ああやっぱり洞爺まで来てよかったじゃないか。
しかし粉モノばかり食べていると、カラダに悪いガスがたまっていくような気がしてなりません。それでもデザートは「ジェラール・ミュロ」のケーキです。特別好みというわけではないのですが、それはよくわかっているのですが、旅ですから。
ビバ、粉モノ!
そしてたっぷりウコンを飲んで翌日に備えるわけです。
オテル ド カイザー:北海道虻田郡虻田町字清水 ザ・ウィンザーホテル洞爺2F(JR室蘭本線洞爺駅より車で30分)
ザ・ウィンザーホテル洞爺●http://www.windsor-hotels.co.jp/index.html
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