笹屋伊織(京都)/どら焼
もうひとつのどら焼き
どら焼きといえばふつう思い浮かべるのが「銅鑼の形をした」丸いものですね。ところがそれとはまったく違う形の、130年も続くどら焼きがあります。
それが「笹屋伊織」の“どら焼”。
なぜこれをどら焼きという? 京都、東寺のお坊さんのためにお寺で作ることのできるお菓子として、鉄板代わりに銅鑼を熱して薄くのばした皮を焼いたことから“どら焼”と名付けられたのだそうです。
作るのにたいへん手間がかかるということで、毎月21日の東寺の弘法市(21日は弘法大師のご命日)をはさんだ3日間、20〜22日の限定販売となっています。
焼いた皮に棒状にのばしたあんをのせてくるくるっと巻き、竹皮で包んだ棹菓子です。写真のように竹皮ごと輪切りにするんですって。
もともとお坊さんのおやつですから、動物性のものは入っていません。なんだかカラダによさそうな、とても懐かしい味わいです。
も〜っちりした皮と、赤福のようなさらっとしたこしあん。いやーわたし好きですわーこういうお菓子。
皮の焼き具合はこんな感じ
ああこの皮、ものすご〜く懐かしくてちょっとこみあげてきちゃうものがあるんですけど。。。と考えたら、コレだ! たいした話じゃないので、興味ない方はスルースルー。
→ とべないとりのおやき
この後半に書いた「おやき」にはちみつかけたような味なの
もちろんわたしのような<おやきの思い出>がなくても、その素朴な味わいに懐かしさを感じると思いますよ。
丁寧に書かれた召し上がり方の説明書に、レンジで温めるとかオーブントースターで焼くとかに並んで、天ぷらにしても香ばしい風味を楽しめるとありました。天ぷら! これは思いつかなかった。おいしそうだぞ。
京菓匠 笹屋伊織(本店):京都市下京区七条通大宮西入花畑町86
web●http://www.sasayaiori.com/
※新宿伊勢丹にて購入しました
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コメント
このどら焼!
いつも京都展とかで「どーしよーかなー。危険そうだし・・」と
思って、気になりつつ味に不安を感じて買ったことないのです。
なんか周りの生地?が甘い求肥と粉を混ぜたように見えるんですよ、これったら。
そうかおやきみたいなんですか、蜂蜜かけた・・。
それなら今度はトライしてみます。
なんとなく田舎饅頭の皮の甘いのを想像してるのですが。
でもも~っちりなのですね、あれれ何者だろう?
投稿: あんころりん | 2005-08-23 14:49
なんか見た目がちょっとね、おっしゃることわかります。でも食べてみて最初「すあま?」って思ったのですよ、この皮。甘さともっちり具合が。とはいえ間違いなく焼いたお菓子ではあるのです。
それとわたしの思う「おやき」は一般的なものとは少し違うようなので(笑)、そのあたりがむずかしいところですが。。。
こんなわけわからない説明でも、食べてみる?(無責任)
投稿: kozue | 2005-08-23 16:38
ではではそのようにアップさせていただきます。ありがとうございまーす。楽しみだわん。
投稿: あんころりん | 2005-08-25 05:49
こちらこそありがとうございまーす。わたしも楽しみ〜
投稿: kozue | 2005-08-25 10:13
いけねーいけねー
忘れてました、どら焼!
わけわからないので(笑)とても確かめたくなりました。
でもすあま、はいいですね。
私、「求肥」って自分で作ったもの以外は9割好きじゃないのです、実は。 あの柔らかくてべたべた甘いのが・・。
しっかりして甘さ抑えてあるならok、ってこれじゃ「すあま」だ。
投稿: あんころりん | 2005-08-25 16:17
あはは。わざわざありがとうございます。
やはりわけわからないものは自分で確かめるにかぎりますね(強引)
なんか歴史があるし無理して作っていないって感じがけっこう好感の持てるどら焼だったのですが、さて、あんころりんさんの評価はいかに?
投稿: kozue | 2005-08-25 21:13
こんな“どら焼き”があったとは驚きっ!!
これ、kozueさんのご説明を読む限り、私のツボって気がします。
食べてみたい~!!京都展とかで見付けたらチャレンジしてみます!
それにしてもkozueさん&あんころりんさんのコメントのやりとりが、
イイなぁ~好きだなぁ~面白くて笑ってしまったわ!ふふふ。
私の知る限りでは、最強の甘いものに詳しいコンビです!
そして一番弟子にして下さい!!師匠~!って、
ん?コンビじゃない??(笑)
投稿: ちょこ | 2005-08-26 13:50
新宿伊勢丹なら毎月20〜22日に買えますよー!
もし期間中にお近くにいらしたならぜひ、ってわたしは営業か?
ものは相談ですが、あんころりんさん師匠、わたし一番弟子にさせていただくとして、ちょこさん二番弟子ってのはダメ?(失礼?(笑))
投稿: kozue | 2005-08-26 17:30
ちょこさんのサイトで聞き捨てならない話?を
小耳に挟んだので飛んできました。
・・これこれ何を遊んでいるのかね。
私はまだまだ修行僧の身で
お二方には足元にも及びませぬ。
でも修行終えたら
三人で「ニューかしまし娘」でデヴューします?
お笑いブームは絶対終わってるけど。
とすると師匠は正司照江か・・。どうします?
(この人の息子は現在、磯野貴理子のマネージャー兼夫)
あれどら焼の話・・・ごめんkozueさん。ひゃは。
投稿: あんころりん | 2005-08-26 23:32
うひゃひゃ〜バレたか(笑)。
あんころりんさんが照江師匠のポジション? と一瞬思ったのですがそれは解釈間違っていますよね? ね?(ますます失礼)
わたしも修行中ですが、以前友人と食べ歩くたびに使っていた名を進呈いたしましょう。
「ザ・くいけっつ」・・・どぉ?
投稿: kozue | 2005-08-27 01:13
じゃあkozueさんが歌江さんかい?
って、終わらない終わらない(笑)
ちょこさんがえーと花江?だっけ
(あーくどい女だ)
では「ネオ・くいけっつ」か?
投稿: あんころりん | 2005-08-29 16:52
歌江ねえちゃん、やや不満(笑)
ということで「ネオ・くいけっつ」誕生ー。
ポイントは「食い気」をもじっているとさとられないように、早口ではずむように発音することね(なんじゃそりゃ)
投稿: kozue | 2005-08-29 17:16