彩雲堂(松江)/彩紋
とりあえず松江は島根県だと知っていますとも
先日、新宿伊勢丹の地下食品売場で行われていた「古都・小京都 美味物語」というイベントにたまたま通りかかりました。
同じころ新宿タカシマヤでは「第3回フードパラダイス 美味新選」という各地の美味を紹介するイベントがありましたが、このようにいろんな地方のモノが並ぶと何を買ったらよいのやら迷って何も買えなくなってしまったりする、脳みそ小さいわたしです(笑)
さて、そんなわたしが「古都・小京都 美味物語」の数ある小京都のなかで足を止めたのは島根県は松江市の「彩雲堂」。
彩雲堂といえば、遠くはなれた東京ではらくがんの“山川”と求肥菓子の“若草”ぐらいしかお目にかかる機会がないのですが、みたことのないお菓子がいろいろ来ていて、ちょっと楽しくなっちゃいました。
中でもココロ惹かれたお菓子“彩紋”。
きれいなパッケージときれいなスティック状のお菓子。
鮮やかな黄と紫は見るからに着色料たっぷり使ってるなーという色ですが、ここは珍しさの方が勝ち。
餡と求肥のお菓子と説明されましたが、食べてみると小豆の餡とは違うような気がします。あらためて原材料をみるとそれは<鶉豆>。ああたしかに。うずら豆ならではの納得の味です。これはいいもの見つけちゃったなー。
黄色は柚子風味、紫は白ごま風味。柚子は思いっきり柚子が香りますが、ごまはほんのり上品に香る中にときどきじゃりじゃりと歯にあたります。
日本茶のみならずコーヒー、紅茶やブランデーにも合うお菓子とうたわれていました。まずは知人のところで新茶のおともに、後日自宅でコーヒーを飲みながらいただきましたが、なるほどそれぞれ違った印象でおいしくいただけます。
さて、島根県といえばもっとも人気のない県。そこでプロモーションに躍起になっていらっしゃるのか、食品売場のイベントなのに観光局ブースがある不思議。彩雲堂でお会計を待っている間に紳士に声をかけられ
「島根のブースへようこそお越しくださいました。
これは島根の観光パンフレットです。
ぜひ島根へもお出かけください」
と渡されたのは 角 2 封 筒 で す か ら ! すんげえジャマなサイズ・・・受け取るわたしもわたしですけど。
もちろんわたしの興味は島根県ではなく「彩雲堂」なのですが、パンフもじっくり拝見いたしました。感想は控えます(笑)
あぁでも松江のお殿様は茶の湯に長けた方だったそうで、おいしいお菓子がたくさんあるんですよねー。
御菓子司 彩雲堂:島根県松江市天神町124 元旦休
web●http://www.saiundo.co.jp/
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コメント
こんにちは!
彩雲堂、すばらしいですね!
パッケージも雅だし、鶉あんと求肥のお菓子なんて・・・
着色料たっぷりでも許せちゃいそう!
島根県は、和菓子の普及にがんばってますよねー
応援したいです。
この場を借りて:
虎屋さんから「素材がいのち」のパンフレットを送って
いただきました。
うーん、けっこう中身が濃い!
kozueさんのおかげです。ありがとうございました!
投稿: あずきらいふ | 2005-06-08 07:46
そうなんです、うずら餡なのが個人的にポイント高いです。
「素材がいのち」のパンフ、内容が濃くてびっくりでしょう?
展示会もあのままの内容の濃さなんですよう。あれがカラーになった感じ(笑)
投稿: kozue | 2005-06-08 15:46
こんにちは、amatouといいます。私も彩雲堂のお菓子を食べたのでTBさせて頂きました、よろしくお願いします。
私は松江が島根県にあることもあやしいぐらいだった(汗)のですが、ここのお菓子を通じて、松江のお菓子の歴史に興味が持ててよかったです。
写真のような鮮やかな箱、鮮やかな色のお菓子もあるんですね。またひとつ勉強になりました!
投稿: amatou | 2005-08-05 09:03
amatouさん、コメントありがとうございます。
ええ、すっかり鮮やかな色に惹かれてしまいました。
松江のお菓子、けっこう興味深いのですよね。
投稿: kozue | 2005-08-05 17:44