亀廣永(京都)/古都大内
先日、ヒトのにくばかりやくなのskaさんから京都「亀 廣永」の“古都大内”と“したたり”をおすそわけしてくださるというお誘いが。
興味あるかね?
あるー、ありますー、わけてくださいー。
賞味期限までに食べられるかね?
食べるー、食べますー、食事を減らしてでもいただきますー。
わーい、ありがたやー。
というわけで写真の“古都大内”は親指の頭くらいの大きさの餡入り落雁。きれいな箱を開けると、わらわらと30個も入っていました。10月から5月の限定商品だそうです。
紅白の落雁といえば島根県松江市「彩雲堂」のふんわりほっこりした落雁“山川”を思い出しました。“山川”はしゃりしゃりっと舌に残って<餅由来品を食べているぞ>という印象があって、じつはあまり好きではありません。
“古都大内”の落雁も同じタイプの食感です。でも口に入れると舌の上でさーっと溶ける感じは“山川”とは少し違います。“古都大内”はほんとに舌の上で溶けて餡と混ざり合っていきます。原材料の寒梅粉、かなり細かくひいているのでしょうか。
餡はこんなふうに入っています。
目を凝らしてみるに、つぶしあんです。餡自体は甘さ控えめに感じますが、少量ながらも存在感のあるしっかりした餡です。
この餡と落雁のバランスが絶妙で、まったく違和感なく舌の上をころがっていくのです。ただし、賞味期限内でも日が経つにつれ落雁の食感はかわっていきますので早めにいただくのがよいでしょう。
すてきなお菓子です。またひとつ、和菓子の奥深さを知りました。
“したたり”は次回。
御菓子司 亀 廣永:京都市中京区高倉通り蛸薬師上ル和久屋町359(阪急電鉄烏丸駅より徒歩5分) 日祝休
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コメント
こんばんわ。
週明けは特にこちらをのぞくのが楽しみです。
これ可愛いですねー。
ちょっとキューピーの♪たーらこーたーらこー♪を
思い出してしまいました(笑)
めっちゃくちゃ美味しそうです。
金沢に「万葉の花」というお菓子があって一気にひと箱いけそうな
ぐらい大好きなんですけど
http://www.moroeya.co.jp/page/page4-2.html#i05
これっぽいのかなー?と。
落雁のくだり、とても食感が伝わってきていつもながら
わかりやすかったです。
投稿: あや | 2005-04-19 23:38
あやさん、ありがとうございます!
そうなんです、ほんと箱を開けたときのかわいさったらたまらなかったのです。
「諸江屋」のきれいな落雁はいただいたことあるのですが、“万葉の花”は知りませんでした。大きさは“古都大内”より少し大きめなのかな? 落雁の食感はあのきれいな落雁のように舌触りなめらかなのかな?
うおー、興味がわいてきましたー。情報ありがとうございました。
投稿: kozue | 2005-04-20 18:23
というわけでまたまたまた
TB&ご紹介させて頂きました。
これ本当に落雁&あんこのなかではダントツにおいしいですね。
和菓子職人さんて手先が器用だとも
食べるたびに思いました。
投稿: あんころりん | 2006-11-11 08:22
>あんころりんさん
いつもありがとう〜!
そうそう、職人さんのお仕事に想いがいくお菓子って多いですよね。
投稿: kozue | 2006-11-11 21:40