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2005-02-23

塩瀬総本家/薯蕷饅頭

じつは「薯蕷(じょうよ)饅頭」というのを食べたことがなくて、ひそかに新宿「花園万頭」の商品名も“花園万頭”というバカ高い(失礼!)薯蕷饅頭にあこがれておりました。
ちなみに薯蕷饅頭の薯蕷とは山芋のことで、おまんじゅうの皮のつなぎに山芋が使われているものです。


さて、紹介するのは花園万頭ではなく、思いがけずいただいた「塩瀬総本家」の薯蕷饅頭“志ほせ饅頭”。
いまから650年近くも前に奈良でその薯蕷饅頭を作り広めたのが「塩瀬総本家」の始祖、この方は中国の方だそうです。ああこれすべて最近知りました。その後京都で繁盛し、将軍から看板を授かり、天皇から桐の御紋を拝領し、さらに徳川幕府とともに江戸に下ってきた、とものすごくさらりと書いておきますが、たいへんな歴史ある<日本第一番本饅頭所>なのであります。

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2/20まで販売されていた季節の薯蕷饅頭“雪見兎”(つぶあん)


定番の“志ほせ饅頭”は「志ほせ」の焼き印が押された、ひとくちにはやや大きめですが小振りなこしあんのおまんじゅう。皮からほわ〜んと山芋の香りがします。食べれば山芋の風味とあんの甘さがひろがって、すっかりとりこでございます。
わたし、酒饅頭より薯蕷饅頭の方が好きだー。


塩瀬総本家(本店):中央区明石町7-14(地下鉄有楽町線新富町駅、日比谷線築地駅より徒歩10分)
 ※ほかデパートなどに店舗あり
 web●http://www.shiose.co.jp/

+++
おまんじゅうには「酒饅頭」と「薯蕷饅頭」のふたつの系譜があります。
中国での修行から帰国した禅僧が伝えたのが酒饅頭。これは現在の赤坂「とらや」の“虎屋饅頭”で、すっごいお酒(酒種)の香りがします。
一方、酒饅頭の伝来から100年後、中国から帰国した禅僧に伴って来日した中国人が薯蕷饅頭を伝えます。これが「塩瀬総本家」となります。
以上、饅頭に関するうんちくでした(笑)

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受信: 2005-10-16 12:54

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